【オリックス】新助っ人「アレパスパワー」だ 来日初登板から3戦3勝 シュルジー以来34年ぶり2人目快挙

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2024.4.18(木) 05:00

来日初登板から3戦3勝としたエスピノーザ(カメラ・今成 良輔)

◆パ・リーグ 楽天0―5オリックス(17日・楽天モバイルパーク宮城)

 アレならぬ、アレパスパワー! オリックスの新外国人、アンダーソン・エスピノーザ投手(26)が7回5安打無失点の快投でリーグ単独トップの3勝目をつかんだ。「自分でも信じられない。本当に連勝が(キャリアで)初めてなんだよ」。来日初登板から3戦3勝は球団では90年のシュルジー以来34年ぶり、2人目の快挙。防御率0・45(計20回自責1)と無双状態だ。

 打者24人中17人が初球ストライク。150キロ超の直球に大きく動くツーシーム、ナックルカーブといった多彩な球種で7三振を奪った。昨季はパドレス傘下3Aで131回2/3を投げて83四死球だったが、この日は無四球。前回6日のロッテ戦も7回で1四球だった。「日本ではストライクを投げないと苦しむと分かっていた」。オフから意識改革し、春季キャンプ中の左足の踏み出し方などの投球フォーム改良が実を結んでいる。中嶋監督も「攻撃的な投手なんでね。攻撃陣に(リズムを与えることに)もなりますよね」と目を細めた。

 助っ投の大活躍の秘けつは、昨年の流行語大賞になった阪神のアレ(優勝)ならぬ「アレパスパワー」だ。アレパスはトウモロコシの粉を使ったパンで、母国ベネズエラの伝統料理。チームにゴンザレス、マチャドら同郷の選手が4人おり、活躍すれば「アレパスパワーだね」が合言葉だ。「日本で言うなら『侍魂』とか『寿司パワー』という感じ」。来日2年目のセデーニョのお手製がお気に入りで「チームにいてくれて良かった」と力に変えている。

 チームはエスピノーザが初勝利した開幕2戦目以来、2度目の完封勝利。再び借金1に減らし、3カード連続の勝ち越しでの勝率5割復帰を狙う。「チームが勝つことが一番。これからも頑張っていきたい」。26歳の若き助っ人が反攻態勢を整えた。(小松 真也)

 アンダーソン・エスピノーザ(Anderson Espinoza)

 ▼生まれとサイズ 1998年3月9日、ベネズエラ生まれ。26歳。183センチ、86キロ。右投右打。年俸4500万円。

 ▼球歴 14年にレッドソックス入り。パドレス時代の17、19年に2度、右肘のトミージョン手術。21年にカブスにトレード移籍し、翌22年にメジャーデビュー。同年オフにパドレス復帰。メジャー通算7試合で0勝2敗、防御率5・40。マイナー通算109試合で17勝34敗1セーブ、防御率5・02。

 ▼ノーノー宣言 2月の入団会見ではいきなり22、23年に山本(現ドジャース)がマークした快挙に続くと宣言。「ノーヒットノーランなどの成績を残せるように頑張りたい」

 ▼秘蔵っ子 メジャーの元トッププロスペクト。中嶋監督が以前にパドレスにコーチ留学していた際に能力にほれ、獲得に至った逸材。

 ▼ラーメンも好物 春季キャンプ中にドハマりし「ラーメンを愛しすぎている」。今月上旬の東京遠征では人気とんこつラーメン店「一蘭」で舌鼓。

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