【日本ハム】マルティネスが52打席目で待望の1号「お好み焼きパワー!」
スポーツ報知
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2024.4.15(月) 07:48
◆パ・リーグ オリックス6―3日本ハム(14日・京セラドーム)
日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)に待望の第1号が飛び出した。14日のオリックス戦(京セラD)に「4番・一塁」で先発。初回1死一、二塁から先制の3ランを左翼席にたたき込んだ。試合前時点で打率0割9分8厘と苦しんでいた主砲が、開幕から52打席目でついに目覚めた。チームは連敗を喫し、今季初の借金「1」となった。
お待たせと言わんばかりに、歓喜に沸く左翼席へガッツポーズした。開幕13戦目での1号。マルティネスは両手の感触をかみしめてダイヤモンドを一周した。大阪での一発に「昨日お好み焼きを食べたので打てました。お好み焼きパワー!」。大興奮で新庄監督とジャンピングハイタッチした。
初回1死一、二塁。カスティーヨの甘く入った150キロ直球を逃さなかった。快音を残した打球はファンの待つスタンドへ一直線。試合を動かす先制3ランに「球もよく見えていた。しっかり打つことができた」とうなずいた。前夜は友人と地元名物のお好み焼きを堪能し「めちゃめちゃおいしかった。『おかわり、おかわり』で特大サイズを3つ食べたよ。焼きそばと一緒の広島スタイルもね。次からも大阪に来た時はお好み焼きを食べ続けます」とニッコリ笑った。
開幕から全試合で4番に座る中、打率0割9分8厘、2打点と苦しんだ。今カードでは試合前に八木打撃コーチに助言を求め「プレー中に落ち着くとか、打撃フォームがどうとか構わず思い切って振ってしまうことがある」と冷静さを欠く打席が多かったと分析。はやる気持ちを抑え「リラックスして打席に向かう方法を学んだ」。日々の地道な修正、継続力が実を結んだ。
低迷が続いても「結果は出てないけど内容はそこまで悪くない」と信頼し続けてくれた指揮官の思いにも応えた。「打点はチームの勝利に直結する。一番意識して、積み重ねていきたい」。主砲の復調は何よりの明るい材料。やられた分、ここから取り返す。
(堀内 啓太)
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