日本ハムの“ピノ”がオリの“負けない男”を一人でやっつけた わずか2安打で競り勝ち2位浮上

スポーツ報知

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2024.4.13(土) 06:00

6回1死、一塁走者・五十幡が盗塁を決め、送球が逸れる間に三塁へ走る(カメラ・朝田 秀司)

◆パ・リーグ オリックス0―1日本ハム(12日・京セラドーム大阪)

 瞬く間にダイヤモンドを一周した。0―0の6回1死。日本ハム・五十幡はチーム初安打を中前に運ぶと、すかさず二盗。送球がそれる間に三塁も陥れ、郡司の詰まった三ゴロでギャンブルスタートを切って決勝点を奪った。デビューから8連勝中だった東に初めて土をつけ「足でかき回したかった。持ち味を生かせた」と自慢の一芸にうなずいた。

 “負けない男”との一戦。新庄監督は「なかなか点は取れない」と代走の切り札だった五十幡を6戦ぶりに先発で送り出した。50メートル走5秒6で、就任1年目から「まじ、ピノ」と人気ゲーム「ファミスタ」の快足キャラクター「ピノ」に例えてきた25歳が躍動。わずか2安打で勝利した。

 今季初安打&初盗塁が3カード連続の初戦白星に直結。無安打で1点を奪う野球を掲げた指揮官も「足はホント魅力」とほれぼれ。「サニブラウンに勝った男」がチームを4位から2位に浮上させた。(堀内 啓太)

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