【ロッテ】佐々木朗希が7回2失点9Kの好投で今季初勝利 自己最多111球も「まだ投げられます」
スポーツ報知
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2024.4.7(日) 20:17
◆パ・リーグ ロッテ5―2オリックス(7日・ZOZOマリン)
ロッテの佐々木朗希投手が今季2度目のマウンドに上がり、7回を3安打2失点に抑え、今季初勝利を飾った。球数は自己最多111球で、最速は158キロだった。
今季最初のお立ち台で最高の笑顔がはじけた。打線の援護にも助けられ、「2点を取られた時には、ちょっと今日は苦しいかなと思ったんですけど、1年分の援護点をもらっちゃいました」とおどけ、初勝利の余韻に浸った。
この日の最速は158キロ。球数は自己最多111球に到達し、NPB日本人最速タイの165キロを誇る右腕は「最近球が速くないのであまり疲れてない。150(キロ)台しか出なくなってしまったのでまだ投げられます」と自虐的に笑いを誘った。
初回の暴投による失点と2回の適時打はいずれもフォーク。「投げた瞬間からそれていた」と、3回以降はスライダー主体の配球に転換。4回には9番・安達にスライダー5連投で三振を奪うなど、徐々に調子を取り戻した。吉井監督も「尻上がりに良くなった。良い投手はそういう投球センスがある。よかったです」と、修正力をたたえた。
6回を3者凡退にした後には吉井監督とベンチで話し合い、佐々木は「尻上がりに調子が上がり、序盤はいい投球ができなかったので、イニングを投げてトータルで良かったと思えるような試合にしたかった」と続投を志願。指揮官も「迷ったけども、本人がキャッチャーと次の先頭、何投げるか相談していたので、僕が邪魔しない方がいいと思って」と許可し、「(球数は)あれぐらいは投げられる。130球くらいは軽く投げられる子だと思っています」と続けた。
前回登板の8球団に引き続き、5球団のメジャー関係者が視察。世界が注目する令和の怪物は「なるべく自分の形で勝負しないと、1年間で見た時にいい数字は残らない。自分のベストなパフォーマンスを出した上で抑えたい」と最大限の活躍を誓った。
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