【楽天】先発・荘司康誠 今季初勝利ならずも7回1安打1失点の好投「中盤は特に自分のいい感覚で投げられた」

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2024.4.7(日) 07:06

7回1失点と好投した楽天の荘司(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 楽天4―5ソフトバンク(6日・楽天モバイルパーク)

 楽天の荘司康誠投手(23)は6日、ソフトバンク戦(楽天モバイル)に先発し7回1死まで無安打の快投。7回、近藤に許した初安打から1点を失ったが、7回98球を投げ1安打1失点、8奪三振と先発の役割を果たした。打線の援護なく今季初勝利はならなかったが、高い修正能力を見せた。

 手応えが右手に残った。7回、1点を先制されなおも2死二塁。甲斐を142キロのスプリットで空振り三振に仕留め、追加点は許さなかった。6回まで両軍無安打のモイネロとの投げ合い。荘司は「投げていく中で修正できて、良くなっていった。前回できなかったことだったので、そういう点でも良かったかなと思います」と振り返った。

 自信をもって臨んだマウンドではなかった。3月中旬に右膝を痛め登板回避。何とか開幕に間に合わせたが、今季初登板となった3月30日の西武戦(楽天モバイル)では4回7安打5失点。登板前日も「なかなか思い通りに投げられてないことが多い」と不安の中でのマウンドだった。「最初は正直どこにいくか分からない気持ちだったんですけど、何とか抑えられたので、投げていく中でちょっとずつ分かってきた感じ。中盤は特に自分のいい感覚で投げられた」。3~5回はいずれも3者凡退。感覚のズレを修正し、波に乗った。

 今江監督も「次回につながると思いますし、荘司を勝たせてあげられるように頑張りたい」。2年目ながら大きな期待を背負う右腕は「力を入れるポイントというか、メリハリは意識した中でできたので、次にも生きてくると思います」。次は確信と今季初勝利を、自らの右腕でもぎ取りにいく。

(山口 泰史)

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