【オリックス】紅林弘太郎が待望の一打!不振脱出のきっかけはコーチ兼任ベテランからの言葉

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2024.4.7(日) 05:00

快勝を喜ぶ紅林弘太郎(右)らオリックスナイン(カメラ・今西 淳)

◆パ・リーグ ロッテ1―9オリックス(6日・ZOZOマリン)

 オリックスが“壁”を豪快にぶち破った。開幕から連続2得点以下の球団ワースト記録を8戦目で断ち切り、今季初の2ケタ14安打&最多9得点の快勝。開幕7戦で8得点のうっぷんを晴らした。

 不振の紅林弘太郎内野手(22)にも待望の一打が生まれた。3点リードの4回1死一、二塁で好投手・種市のスライダーを捉えて中前適時打。「死ぬほど投手に迷惑をかけてきた。いい場面で回してもらったので、あまり考えずに振り切りました」。21打席目で2度目のHランプをともして初打点を挙げ、塁上で両拳を突き上げた。

 昨季はベストナインに選出。さらなる飛躍へ意気込みながら開幕カードで無安打に終わった。「やばい、やばい…」。映像を見て打撃フォームの改善を図ろうとしても焦って、タイミングが取れない。「これだけ安打が出ないのは予想していなかった」。そんなどん底に陥る中、前日5日にコーチ兼任の安達にかけられた言葉が胸に突き刺さった。

 「結果が出なくてもやれることはあるだろ」

 我に返った。野手最年長の先輩が4日の西武戦(ベルーナD)で3四球を選び、勝利に貢献していた姿を思い返した。

 「僕は淡泊な打席ばかりだった。粘ったり投げさせるのもチームのためになる。すごく自分のことばかり気にしちゃっていた。周りが見えるようになった感じで、あの言葉で楽になりました」

 生みの苦しみを味わったこの経験をどう生かすか―。7日は令和の怪物・佐々木(ロッテ)と対決。「安打を打てないにしてもやれることはある。勝てるチームプレーをしたい」。打率8分7厘の若武者がチーム浮上へ、身を粉にする覚悟だ。(小松 真也)

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