【日本ハム】田宮裕涼が6年目で初の猛打賞 打率5割2分9厘と絶好調「ずっといい打席を送りたい」

スポーツ報知

  • ニュース

2024.4.5(金) 23:52

11回無死、田宮裕涼は中前安打を放つ (カメラ・堺 恒志)

◆パ・リーグ 日本ハム3×―2西武(5日・エスコンフィールド)

 日本ハムが延長12回、4時間超えの激闘を制して今季初のサヨナラ勝ちを決めた。「6番・捕手」で先発した田宮裕涼捕手(23)は6年目で初の1試合3安打と大暴れ。打率は5割2分9厘まで上昇した。守っても計5投手を好リード。試合後は「(先発の伊藤)大海さんを勝たせてあげたいと思ってずっとやっていた。チームのことばっかり今日は考えていました」と女房役らしくコメントした。

 最初の見せ場は2回2死で迎えた第1打席。見逃し三振に倒れたが、驚異の粘りで西武先発・今井に1打席で計14球を投げさせた。「いい投手なので(結果的に)打ち取られるなら球数を投げさせようと思って」と価値のある打席を送ると、5回は8球目を中前打とし、7回も左前打をマーク。新庄監督からは「(2年目の)ファーム時代の初ホームランが今井君(から)。打席の中で余裕を感じた」と拍手を送られ、「結果を出せてよかったです」と謙虚にうなずいた。

 今季は初の開幕1軍&開幕マスクを託され、ここまで出場6試合で打率5割2分9厘(17打数9安打)と絶好調。万波、野村らと同学年の23歳は「3本目とかも考えず、ずっといい打席を送りたいと思って毎打席毎打席やっている。その結果かな。(1軍は)大変ですけど、充実していますし、楽しくやれている」と笑顔を見せた。

関連ニュース

【日本ハム】3年目で初の貯金2に新庄監督「負ける気しかなった」黒の限定ユニ“初陣”でサヨナラ勝ち
【日本ハム】1番起用の加藤豪将が4安打 サヨナラ勝ちに「自分の4安打はちっぽけ」
【日本ハム】サヨナラ勝ちで今季初の連勝 新庄政権初の貯金「2」
【日本ハム】伊藤大海が7回2失点で降板 好投も自身2連勝逃す
【日本ハム】田宮裕涼が西武・今井達也から驚異の粘り 1打席で14球投げさせる

記事提供:

スポーツ報知