楽天・今江監督と東北の縁 「何か使命を与えられていると思う」
スポーツ報知
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2024.4.1(月) 05:35
◆パ・リーグ 楽天4×ー3西武=延長11回=(31日・楽天モバイル)
縁もゆかりもなかった東北への思いが今はあふれている。東日本大震災が発生した2011年、当時今江監督はロッテの選手だった。福島・いわき市出身の球団スタッフの縁もあり、11年オフから同市の小中学校訪問をスタート。野球教室などで交流を続けてきた。
監督就任後の23年12月には「いわき震災伝承みらい館」を訪問。幸せを象徴する黄色のハンカチに「がんばっぺいわき! 頂点」とメッセージを残した。その後、施設関係者から「選手にもお願いできないか」と打診され快諾した。2月に則本や茂木らのメッセージを早速、届けた。
指揮官と10年以上交流があるいわき市役所・柳沢潤さんは「今江さんは子どもたちに『地域を支える人になってほしい』と常々言っていました」と明かす。野球教室の教え子の一人は今春、いわき市役所に就職する。地元で指導者を目指す教え子も増えていると言う。「何か使命を与えられていると思う。東北に力を与えられるチャンス」。3戦目で初白星を手にした40歳の青年監督は、これからも東北のためにタクトを振る。(太田 和樹)
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