【ソフトバンク】モイネロは責められない…完投2失点で強力打線の援護なし チーム4年ぶり開幕カード黒星

スポーツ報知

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2024.3.30(土) 15:11

初先発で8回2失点と好投したモイネロ(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス2―0ソフトバンク(30日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが完封負けを喫した。昨季まで開幕カードは3年連続3連勝を飾っており、開幕カードで4年ぶりの黒星となった。

 来日307試合目の登板にして初先発のモイネロは8回2失点と、責められない内容。4回までは40球の完全投球で完封ペースだったが、5回、先頭の頓宮に左前打を浴びて初めて走者を許すと、1死からセデーニョに右中間への先制2ランを浴びた。

 打球の行方を目で追い、キューバ人左腕は首をかしげた。しかしすぐに切り替えて以降の被安打はわずか1。8回完投で90球で3安打2失点。最速は152キロで、8回にも150キロをマークする余力十分のハイ・クオリティー・スタート(HQS)でマウンドを降りた。

 昨季までは球界屈指のセットアッパーとしてチームに貢献。被本塁打は22年9月23日のロッテ戦(ペイペイD)で中村奨に浴びて以来で、黒星は同年4月21日のオリックス戦(京セラD)以来となった。

 倉野信次投手コーチは「初先発で緊張感もあると思うけど、堂々と自分の投球をしてくれている。ストレートも変化球もコントロールできている」と来季から4年40億円規模の契約を締結した左腕の献身をたたえていた。

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