【オリックス】最大8人「ゆとりローテ」で開幕ダッシュだ 2戦目にエスピノーザ抜てき 山下舜平大は6戦目有力

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2024.3.28(木) 05:00

オリックス・エスピノーザ

 オリックスが最大8人の先発投手を準備した「ゆとりローテ」で開幕を迎えることが27日、分かった。リーグ4連覇を狙うシーズンの長丁場を見据え、コンディション面に最大限配慮し、白星を積み重ねる構想だ。

 29日のソフトバンク戦(京セラD)は新エースの宮城で開幕し、2戦目にエスピノーザを抜てき。新加入の助っ人右腕は、オープン戦で防御率0・90と好調ぶりが買われ、3戦目には左腕の田嶋が投入される。

 当初、開幕2戦目を想定したローテで登板してきたのがカスティーヨ。オープン戦最終登板では、5回2/3を4失点だった。中9日と調整期間を設け、開幕2カード目となる西武戦の初戦(4月2日・ベルーナD)に回る見通しだ。ロッテに在籍した昨年は西武戦の登板なし。相手打線にとって「初モノ」にもなる。

 2日は当初、山下の登板が有力だったが、さらに万全の状態にすることが優先された模様だ。宮城と両輪で期待される最速160キロ右腕。今年の実戦はすべて中6日以内で登板し、26日の阪神との練習試合(京セラD)は7回2失点。課題のクイックにも改善が見られ、カスティーヨ、実績十分の山岡に続き、中8日で開幕6戦目が予定される。

 昨年も開幕3カードの9試合で、異なる9人の先発を起用。4勝5敗でスタートも、徹底したリスク管理がパ3連覇につながった。山本(ドジャース)や山崎(日本ハム)が抜けても、この日のウエスタン・阪神戦(杉本商事BS)に同時登板した東と曽谷が、5日からのロッテ戦(ZOZO)以降に控える重厚な先発陣。日本一奪回へ、どっしりと戦う。

 ○…オリックス・山崎が開幕1軍入りする見通しだ。キャンプ終盤のコンディション不良で出遅れたが、2軍戦など実戦は計5試合で無失点。26日の練習試合・阪神戦(京セラD)では最速151キロを出すまでに回復し「真っすぐで押し込めていたし、変化球でも空振りが取れていた。僕としては(開幕に)行ける状態」とこの日の1軍練習に参加後、強調した。平井投手コーチも「しっかりと投げられるということ」と評価した。

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