【ソフトバンク】和田毅「自分からやめようと思っていた」4・2本拠地開幕投手の自主返上考えていた
スポーツ報知
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2024.3.25(月) 12:54
ソフトバンクの和田毅投手が25日、開幕ローテーションの自主返上も考えていたと明かした。パ・リーグ最年長選手はこの日、26日のウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)の先発に向けてペイペイDで調整。4月2日の本拠地開幕戦(ロッテ戦、ペイペイD)へと意気込んだ上で、先週まで調子が上がらなかったことについて「自分から(開幕ローテ入りを)やめようと思っていたぐらいだった」と告白した。
光明を見いだした左腕の表情は明るかった。「自分の中でも方向性が見えた中での1週間だった。前回よりいい投球ができるんじゃないかと思っています。思っているだけですけど」と報道陣を笑わせた。前回の19日の阪神戦は先発して5回4失点。「結果はダメでしたけど、打たれた理由が自分で分かってきている」と調子を上げるヒントを見つけた。専らフォームの不調が原因だったという。
「フォームを崩した。それが一番だと思いますね。知らず知らずにかばう投げ方やかばう動きしかできなかった」と背番号21。昨年末に左ふくらはぎを痛め、自主トレで左脇も痛めた。その影響がメカニックの狂いを招き、ここまでの調整に暗い影を落としていたのだ。
昨年11月の時点で、早くも小久保裕紀監督に開幕ローテ入りを確約された。「昨年のうちから指名していただいてましたし、監督にもそれだけ覚悟を持ってやっていただいていた。(それなのに)自分が中途半端に投げないっていうのも、中途半端な状態で(投げるの)も失礼だと思っていた」。調子が上がらない中、進むも地獄引くも地獄…という葛藤があった。
調子が上がらなければ、無理して開幕ローテに固執しなくていい―。そのように提案したのは倉野信次投手コーチだった。「少し調整が遅れたのは本人も分かっていた。間に合わなければ、ずらせばいいだけの話。別にそんなに大きなことではないですね。本人は責任感だけでやっていた。大事なのはシーズンを通しての働き」と擁護した。
だが全ては杞憂(きゆう)に終わりそうだ。倉野コーチは「僕の提案を踏まえて『いける』という判断ができたので、いってもらうことが決まりました」と胸をなで下ろした。和田も「前みたいに“投げてみなきゃ分からないです”っていう感じではない」とキッパリ。目指すは4月2日、43歳での先発勝利。まずはあす26日に完調をアピールする。
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