ロッテ・佐々木朗希、162キロ5回0封「すごくいい感じ。球速はまだ上がると思う」

スポーツ報知

  • ニュース

2024.3.25(月) 06:05

試合前にキャッチボールを行う佐々木朗希(カメラ・竹内 夏紀)

◆オープン戦 中日2―1ロッテ(24日・バンテリンドーム)

 球場がどよめいた。ロッテの佐々木朗希投手(22)が、圧巻の投球を見せた。3回2死、1ボール2ストライクから上林への4球目、直球は外角に外れたが、大型ビジョンには今季最速「162キロ」が表示された。最後は160キロの直球でねじ伏せ、二ゴロ。4、5回と単打を許したが、わずか60球で5回2安打無失点にまとめ、「すごくいい感じでした。球速はまだ上がると思うけど、やりたかったことができた」と手応えを口にした。

 抜群の修正力を見せた。前回(17日)は4回6安打4四球4失点と乱調。「真っすぐの強さがずっと課題だった。フォームもしっくりこない中、いろいろ協力してもらい、いい形で状態を上げられた」。映像を見返すなどして改善し、この日は直球30球で平均球速158キロ。開幕前最終登板で不安を一掃し、「今日の内容だったら、点が取られていても納得できたかな」と好感触だった。

 復調した右腕に吉井監督は「よかったです。投球フォームに不具合があるのはキャンプで見てて分かっていた。自分で気付いて直していかないとモノにならない。それが解消されてきたので結果がよくなった」と、成長を指摘した。

 降板後にはブルペンに直行して“おかわり”で14球を投げ、理想のフォームを体に染み込ませた。開幕は小島、2戦目に種市。3戦目を任される令和の怪物は「前のピッチャーがいい投球をしてくれると思うのでその波に乗りたい。昨年よりも1イニングでも多く投げたい」と、最大限の貢献を誓った。(竹内 夏紀)

関連ニュース

【試合詳細】中日―ロッテ
【複数写真】朗希らとの3ショ!リン・シャンら楽天モンキーズのチアが盛り上げた
球界OBは「今年やらなかったら本当に危ない」と警鐘…ロッテの“小さな大投手”は復活なるか
【写真】ジョニーが美人娘と親子ショット!
【写真】プロ根性に驚き!リン・シャンのユニホームはキッズサイズ

記事提供:

スポーツ報知