◆オープン戦　ソフトバンク―広島（２２日・福岡ペイペイドーム）

　完璧デモで、いざ開幕へ。ソフトバンク・有原航平投手が５回１安打無失点と文句のつけどころのない投球でオープン戦最後の登板を終えた。５奪三振、無四死球で、初球がボールだったのは打者１６人中２人だけ。１、２、４、５回と３者凡退に封じる内容で「来週を想定して全球種を使うことを（捕手の甲斐と）話し合っていた。その通り投げられた」。移籍後初となる開幕投手の大役へと腕をぶした。

　１５日の西武戦（ペイペイＤ）は試合前から軽度の体調不良だったため、予定の９０球に満たない４回５０球（２失点）でマウンドを降りていた。それだけに“最終模擬試験”の内容が問われたが「いい調整ができた。（体調は）問題ない」と自賛する結果で終えた。

　目指すは２９日、オリックスとの開幕戦（京セラＤ）でチームに勝利をもたらすこと。「去年優勝している相手。抑えていけるように考えて投げたい」。昨季１０勝を挙げたチームの勝ち頭に死角は見当たらない。

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