ロッテ・ポランコ「頭の中は優勝しかない」、「ファンと共に優勝したい」今季もその“パワー”で勝利に導く!

ベースボールキング

  • ニュース

2024.3.21(木) 08:00

ロッテ・ポランコ (C) Kyodo News

 ロッテのグレゴリー・ポランコは昨季、球団では1986年の落合博満氏以来となる37年ぶりに本塁打王に輝いた。

 昨季を振り返ると、4月終了時点で打率.132、1本塁打、5打点と低調なスタートだったが、5月に5本塁打、15打点を放つと、6月は2本塁打だったものの、月間打率.348をマーク。7月以降は18本のアーチを描き、7月16日の楽天戦、8月23日のソフトバンク戦では1試合3本塁打を放った。最終的には26本塁打を放ち、近藤健介(ソフトバンク)、浅村栄斗(楽天)ともに本塁打王を獲得したというシーズンだった。

 昨年12月21日に契約合意し、2024年もマリーンズでプレーすることが決まり、球団を通じて「私の事を信じ、素晴らしいオファーをくれたマリーンズの皆様に深く感謝します。ありがとうございました。マリーンズの一員としてプレーする事が非常に楽しみです」とコメントを発表した。

 今季に向けて「今回のオフシーズンは変わったことはやらなかったです。いつも通りセンター方向に強い打球を打つとか、あとは体のコンディションを集中してトレーニングしていました。オープン戦はタイミング、ピッチャーの投球を見たりして練習していますね」と、これまで取り組んできたことを継続してきた。

 今季も新加入のネフタリ・ソト、2年連続二桁本塁打を放っている山口航輝とともに、長打力が期待される。本塁打に関してポランコは「将来のことは言えることではないですが」としながらも、「体の準備、できるだけ健康でいってホームランが出るような体を作っている。それを自分も期待しています」と、今季もマリーンズファンに喜んでもらうため、存分にその“パワー”を発揮していくつもりだ。

 ポランコといえば、昨季白木のバット、白黒のバットなどさまざまな色のバットを使って打っていた。調子によって使い分けていたり、何か理由などあるのだろうかーー。

 「バットの色はたまに変わっていたと思うんですけど、モデル的には一緒。バットが変わったとかというのはないです。その日の気分で気持ちだけ変わるくらいで変えています」。

 1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝を目指すマリーンズにとって、ポランコにかかる期待は大きい。「今年は1年間健康でシーズンを過ごして、そのあとは頭の中は優勝しかない。本当に千葉ロッテで優勝したい。ファンの方々もいいファンの方々で、最高なファン。そのファンたちと共に優勝したいです!」。その“パワー”で、チームをリーグ優勝、そして日本一に導いてみせる。

(グレゴリー・ポランコ選手通訳=千葉ロッテマリーンズ・ラファエル・フェルナンデス通訳)
取材・文=岩下雄太

記事提供:

ベースボールキング