◆オープン戦　日本ハム４―４広島（１４日、エスコンフィールド）

　日本ハム・新庄剛志監督（５２）が期待の新星を粋に祝福した。１４日に育成３年目の福島蓮投手（２０）が支配下契約を締結。指揮官はエスコンでの会見にサプライズ登場し「これが似合う大スターになってほしい」と、１日の開幕前パーティーで着用していた約８０万円の高級スーツやサングラスをプレゼントした。

　最速１５３キロを誇る１９０センチ右腕はド派手な祝福に「めっちゃビックリしました」と目をパチクリ。指揮官は将来的な先発希望を認めつつ「山本由伸君も千賀君も最初は中継ぎでスタートして今は大スター。その方がいいかな」と直後の広島戦で７回から救援で即デビューさせた。

　一発こそ浴びたが、１回２Ｋで直球は１０球中９球が１５０キロ超と大器の片りんを発揮。新庄監督は「制球もいい。打席立ちてえなと思いました。どんな角度で来るのか」と合格点を与え、当面１軍に帯同させる可能性を示唆した。（堀内　啓太）

　◆福島　蓮（ふくしま・れん）２００３年４月２５日、青森県生まれ。２０歳。八戸西では１年春からベンチ入り。３年春はセンバツに２１世紀枠で出場して初戦敗退。２１年育成ドラフト１位で日本ハム入団。１９０センチ、７６キロ。右投右打。新背番号は「９４」。年俸５４０万円（推定）。

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