【日本ハム】万波中正がOP戦初のマルチ安打&強肩発動
スポーツ報知
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2024.3.11(月) 06:31
◆オープン戦 楽天9―3日本ハム(10日・静岡)
日本ハム・万波中正外野手(23)が10日、楽天とのオープン戦(静岡)に「6番・右翼」で先発。2安打1打点と快音を響かせ、OP戦初のマルチ安打をマークした。侍ジャパンでの強化試合を終え、9日のチーム合流から2戦連続でフル出場。守備でも初回に矢のような送球で補殺を記録するなど自慢の強肩を見せつけ、攻守両面で存在感を放った。
痛烈な打球が三遊間を割った。3点を追う4回2死。万波は滝中の投じた浮いたカーブに反応した。107キロを手元まで呼び込んでの左前打。OP戦5試合目にして初のマルチ安打に「打つ球の選択もだいぶ良くなってきたし、低めも少しずつ見えてきた。よかったと思う」と両手をたたいた。
初回無死二塁では外角カットボールを左中間に運んで適時二塁打。1、2球目に低め変化球をきっちり見逃してからの一打だった。9日の同戦は4打数無安打。「昨日かなり悪い感じで。まだまだいいとは言えないけど、悪いなりに対応できた」とシーズン中も重要になる修正力を発揮した。
肩でも沸かせた。初回1死二塁。右翼線への打球を処理するとノーバウンドで二塁へ弾丸送球。俊足の小深田を補殺し「捕球から全くミスなくできた。いいプレーだった」。この日は2回までに3度好返球を披露。昨季のGG受賞者が、守備でも抜群の存在感を見せた。
6、7日の侍ジャパン・欧州代表戦では村上(ヤクルト)、近藤(ソフトバンク)とも中軸を形成。再合流後は2戦連続でフル出場し「4打席あると色々試すチャンスもある。久しぶりに出られて何とも言えない充実感がありますね」と背番号66。3週間後の開幕へ、頼れる主砲が確実に状態を上げてきた。(堀内 啓太)
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