【オリックス】FA移籍の西川龍馬、右翼もどんとコイ 広島でわずか2試合しか経験なし
スポーツ報知
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2024.3.11(月) 05:00
◆オープン戦 オリックス3―1ヤクルト(10日・京セラD大阪)
中嶋監督はイタズラっぽく笑い、報道陣に要望した。「ヘッドが行けますよ、って。ヘッドが言いました。大々的に書いて下さい」。オープン戦は3連勝で4勝1敗1分けとし、日本ハムと並び“定位置”の首位浮上。指揮官が手応えをつかんだのは、水本ヘッドコーチの知恵を借りて適性を試した、西川の右翼起用だった。
新加入の西川には、2月のキャンプ中から常に実戦では左翼を守らせてきた。右翼は広島時代の2022年序盤に2試合守っただけ。20年まで同じ広島に在籍した参謀役は「チームとしていろんな選手をDHでも回せるし、バージョンを増やしたい。ここでしかできないし、『監督、どうですか?』とは言ったよ」と説明した。
長いシーズンを見据えた提案を実行に移した指揮官も「やってくれた方がありがたい時があると思いますけど」と、効果を見込んだ。ハイレベルな争いの外野陣は中川や杉本、新外国人のトーマスに加え、内野手登録の広岡や野口も打撃好調。セデーニョを軸としたDHにも幅が広がる。3度の守備機会を無難にこなし、打っても3回に適時二塁打の背番号7は「行けと言われたら、やるしかないので。慣れが必要ですね」と頼もしかった。
投手陣では先発の一角として期待される田嶋が、左肩のコンディション不良から復帰。2回を完ぺきに抑えた。セットアッパー候補のマチャドもイニングまたぎを志願して2回無失点。中嶋監督は「したい、って言ってきましたね。こちらは深い意味もなく…」と新助っ人右腕の心意気を買った。昨年、2年連続の日本一を阻んだ阪神はオープン戦9連敗。対照的に、パ王者の歩みはすこぶる順調だ。(長田 亨)
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