【楽天】新守護神・則本昂大が初セーブ…今江敏晃監督「いい場面で投げられて良かったんじゃないですか」

スポーツ報知

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2024.3.3(日) 06:57

初セーブを挙げ太田(右)とグータッチを交わす楽天・則本(カメラ・馬場 秀則)

◆オープン戦・楽天3―1広島(2日、倉敷)

 楽天の則本昂大投手(33)が2日、オープン戦・広島戦(倉敷)で今季初めて9回のマウンドに上がり、最速152キロ、2奪三振の好投で“初セーブ”を記録。「緊張しました。(記念に)ボールもらっておけばよかった」と笑顔を見せた。

 この瞬間を待っていた。則本は9回2死一塁、堂林を145キロの真っすぐで見逃し三振に抑えるとマウンド上でガッツポーズ。感情を爆発させた。

 前回登板の2月25日のDeNA戦では7回に登板し勝又に三塁打を浴びるなど1失点。「しょーもないピッチングだった」と振り返ったピッチングから6日。パドレスに移籍した松井裕の後釜として今江敏晃監督(40)から抑えに指名された則本が結果で示した。「ようやく自分が投げたい球を投げられたかなと思いますし、前回登板から修正した部分は良かったかなと思います」と自身に及第点を与えた。

 この日は8回に渡辺佳の中前適時打などでチームが逆転し、セーブシチュエーションで出番が回ってきた。先頭・宇草への2球目にはこの日最速となる152キロもマーク。「緊張感もありましたし、シーズンに入ればこういう展開は多くなってくると思う。早い段階で経験できてよかったかなと思います」とうなずいた。

 今江監督は「則本が9回を投げるって分かっている中、チームとしてもいい場面で渡せるようにという思いでやって、たまたま逆転できた。いい場面で渡せて彼もそういう(セーブ)シチュエーションで投げられて良かったんじゃないですかね」と語った。(太田 和樹)

 〇…侍ジャパンに選出された渡辺翔が「有名な選手とか名前がすごい選手ばかりなので、負けじと1イニングを抑えてそこに入りたい」と意気込んだ。6日から試合が始まる侍ジャパン合流前最後の登板となったこの日は1イニングを投げ、1奪三振1四球で無失点。「ジャパン前なので腕を振ることがテーマ。そこは良かったけどコントロールが乱れたのでジャパンの登板の時に向けて修正できれば」と語った。

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