【ソフトバンク】日本史上最高10億円選手の矜持「優勝できるならタイトルいらない」自ら若手の指導も
スポーツ報知
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2024.2.24(土) 12:25
ソフトバンクのロベルト・オスナ投手が24日、宮崎キャンプで6度目のブルペン投球を行った。捕手とサインの交換をしながら、球種、コースを投げ分けるなど、実戦に近い感覚で47球を投げた。「あまり良くなかった」と言いながらも充実の表情を見せていた。
来日3年目、ソフトバンク2年目の今季から、日本球界史上最大級の4年総額約40億円の契約を結んだ。だが「契約のことは気にしてないんだ。一番大事なのは勝利に貢献すること。去年と背負うものは変わらないと思うよ」と、日本初の“10億円プレーヤー”は重圧とは捉えていないようだ。
それでも後進の指導という形で責任感を表している。「若い選手がいろいろ聞きにきてくれるんだ。その選手に応じたアドバイスをしているよ。彼らのために何かしたいと思っている」とメキシカン右腕。来日2年目のダーウィンゾン・ヘルナンデス投手は常に行動をともにしている。「自分ひとりじゃ分からないこともあるからね。2人で一緒にいることで、お互いの良かったところ、悪かったところを言い合うこともできるだろ」
特に尾形崇斗投手には師匠とあがめられている。「才能あふれてる投手だね。彼にはメンタルが大事と伝えている。シーズンは長いので、全力でやるのも大事だが、けがしないことも大事。若い選手にはどうやって体を守るかを教えているんだ」と、ウェートトレなどで身体を“武装”することを教えている。
28日で終了するキャンプのテーマは「けがしないことと、チームの勝利に貢献するために何ができるかを考えている」とシンプル。今季の目標についても「個人的な数字は気にしていないんだ。チームの優勝こそ一番大切。優勝できればタイトルを取れなくても全然構わないよ」ときっぱり。アストロズ時代の19年にMLBセーブ王に輝いたメジャー通算155セーブ右腕。3年目のNPB初タイトルよりも欲しい勲章があるという。
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