【ソフトバンク】和田毅は恩人 ワクチン支援「僕のルール」が協賛企業に広がる JCVが感謝状贈呈
スポーツ報知
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2024.2.22(木) 16:32
社会貢献活動のワクチン寄付を長年続けているソフトバンク・和田毅投手が22日、キャンプ地の宮崎で、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)から感謝状を送られた。
プロ3年目の2005年から活動を続けて20年目。「JCVさんも30周年。お互いが節目の年。今年は個人的にもホークス的にも、良い年になるように1球1球投げたいと思います」と、さらなる貢献を誓った。昨年は3万5120本分のワクチンを支援。累計は73万5120本に達した。
JCVの担当者から「恩人」だとたたえられた。和田のおかげで賛同者が増加し、当初はミャンマーだけだった支援国が、ラオス、ブータン、バヌアツと4か国に達した。左腕は「それは僕の力じゃない。JCVさんの努力の結晶だと思います。ただ少しでも(自分の)知名度だったりで、ワクチンのことを皆さんに知っていただいた影響もあって、送る本数や国が増えたのであれば良かったなと思ってます」とうなずいた。
和田がワクチン寄付の指針とする「僕のルール」(後述)が浸透したことで、企業の寄付が増加したという。「彼の考えに共感した企業が、それぞれのルールで寄付してくれるようになりました」(JCV担当者)。例えばラーメン店はラーメン1杯の売り上げごとに寄付。道路舗装業者はアスファルト1トンの舗装ごとに。報知新聞社もスポーツ報知の新規購読1件ごとに…。「これらのベースは和田選手の『僕のルール』です」(同)
和田は活動2年目の06年オフに、日本のプロ野球界に所属する人物の社会貢献活動を表彰する、報知新聞社制定「ゴールデンスピリット賞」の第8回受賞者となった。また昨年末にも、アスリートなどの社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD」を受賞している。「昨年は20試合に先発できたので、その試合数を超えられるように。また勝ち星を増やせられれば、おのずと今年以上の本数を寄付することができる。頑張りたいと思います」とパ・リーグ最年長の43歳は気合を込めていた。
◆和田の「僕のルール」 当初は公式戦の投球数1球につき10本、勝利試合なら20本のワクチンを寄付する設定だった。06年夏に「僕のルール」というテーマのCMが放映されて以降、完投なら1球につき3倍の30本、完封なら40本に増量することになった。
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