ロッテ・ダイクストラ「オールスターに選ばれるような活躍をしたい」12年間マイナー、独立リーグで腕を磨いた33歳右腕

ベースボールキング

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2024.2.17(土) 08:00

ロッテ・ダイクストラ[撮影=岩下雄太]

 「本当に日本でしっかり自分のピッチングをしてファンの方が球場に来て喜んでもらえるようなそういう活躍をしたいです」。

 ロッテの新外国人投手ジェームス・ダイクストラは、マリーンズファンが喜ぶような活躍を目標に掲げる。

 ダイクストラは90年11月22日生まれの33歳。日本でプレーする前、どんな野球人生を歩んできたか質問すると、「メジャー経験はないんですけど12年間マイナーリーグ、独立リーグでやっていました。本当に下の方でしっかり投げてきたというのは、バックグラウンドではあります」と教えてくれた。

 “ジャパニーズ・ドリーム”を掴むため、ダイクストラは「しっかり自分の投球をして、ストライクをしっかり枠内に投げて打者を打ち取っていく」とし、「日本の野球は5回でインターバルがある。そこを自分自身しっかり把握できるようにして、ルーティンを作り上げたい」と語った。

 ダイクストラの投球映像を見ると、落ち球の変化球が非常に良い。ダイクストラ本人も「真っ直ぐとスプリットは自信のある球」と話す。続けて「真っ直ぐとスプリットでストライク、三振を取りにいくピッチングスタイル」と自身の投手の特徴について解説した。

 初めて日本でプレーするダイクストラ。「本当にオールスターに選ばれるような活躍をしたいと思いますし、それ以上に自分の成績もしっかりとしたピッチングをできればあげられると思います」と意気込み、「一番望んでいることはチームの勝利、優勝、ファンのみんなに喜んでもらいたい。優勝を掴み取りたいです」と力強く話した。

 これまでの野球人生、マイナーリーグや独立リーグといった厳しい環境で腕を磨いてきた。33歳という年齢を考えれば、日本球界では90年世代の一岡竜司氏、谷内亮太氏などは昨季限りでユニホームを脱いでおり、プロ野球選手としてベテランの域、下り坂に差し掛かりつつある。ただ勝負の世界に年齢は関係ない。実力のある選手のみが一軍という最高峰の舞台でプレーができる。ダイクストラはハングリーさ、日本で活躍したいという想いは強い。これまで培ってきた“経験”を武器に、日本で一旗揚げたい。

▼ ダイクストラのプロフィール
生年月日:1990年11月22日生(33歳)
出身:アメリカ合衆国
身長:193cm
体重:100kg
投・打:右投・左打
ポジション:投手
球歴:ランチョ・バーナード高-ルイジアナ州立大-シカゴ・ホワイトソックス傘下(13~16年)-テキサス・レンジャーズ傘下(17~18年途中)-スーシティ・エクスプローラーズ/米独立(18年途中)-シュガーランド・スキーターズ/米独立(19年)-サザンメリーランド・ブルークラブス/米独立(19年途中〜20年)-トロント・ブルージェイズ傘下(21年)-フィラデルフィア・フィリーズ傘下(22年)-オアハカ・ウォーリアーズ/メキシコ(22年途中)-サザンメリーランド・ブルークラブス/米独立(22年途中〜23年)

(ダイクストラ投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・矢嶋隆文通訳)
取材・文=岩下雄太

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