【楽天】 ドラ3右腕・日当直喜がフォーク操り「一番」の抑え目指す…若鷲チェック(6)
スポーツ報知
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2024.2.16(金) 06:05
ドラフト3位の日当直喜投手(18)=東海大菅生=。フォークが武器の右腕は日米通算381セーブを挙げた大魔神・佐々木主浩氏(55)のように「クローザーを目指したい」と意気込んだ。
中学3年からフォークを投げ始めた。魔球を投げるため、風呂で手首を曲げ伸ばすトレーニングや、重いボールを指で挟んで持ち続けて握力を鍛えるなど、地道な努力も積み重ねてきた。今では落差の大きいものや、シンカー気味など、習得したフォークは7種類もあるという。「年数かけて、自分が向き合ってきた球種。一番思い入れがある」
自慢の勝負球を引っさげ、目指すのはクローザーだ。チームは昨オフ、絶対的な守護神だった松井がパドレスへ移籍。その穴を埋めるべく、通算114勝で先発の柱だった則本が抑えに転向する。「則本さんはやっぱりすごいけど、超えなきゃいけない存在」と意欲。「抑えの中でも防御率が一番低い、被打率も一番低い、フォークも一番の抑えを目指す」と誓った。
目標をハッキリ口にした新人は、左耳がほとんど聞こえない先天性の小耳症を抱えている。「自分は耳が聞こえづらいっていうのもあるんですけど、そういう方々に勇気や希望を分かち合える選手になりたい」。明確な目標を胸に、夢へまい進する。
(太田 和樹)
◆日当 直喜(ひなた・なおき)2005年7月6日、東京都生まれ。18歳。鐘ケ淵イーグルスから東海大菅生高。特技は「人を笑わせること」。新人合同自主トレでは同期の投手陣から爆笑をかっさらっていた。190センチ、105キロ。右投右打。
〇…侍ジャパンに楽天から唯一選出された渡辺翔太投手(23)が意気込みを語った。“魔球”パームを武器に昨季は51試合登板。「パームボールが外国人相手にどう通用するかを試したい」と、腕をぶした。自主トレを共に行ったパドレス・松井からも祝福されたといい「しっかり頑張って(松井)裕樹さんに追いつけるように頑張りたい」と意欲を見せた。
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