【西武】5年ぶりV奪回へ春季キャンプから始めたポーズ、かけ声とは
スポーツ報知
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2024.2.15(木) 13:39
「1、2、3、ライオンズ!」。西武の南郷キャンプがスタートした2月6日。全体のアップが終わると、選手は円陣をつくってひとかたまりになると、日南の澄み切った青空に向けて指を掲げて大声を発した。
これまで西武ではアップが終わると、「いよ~、パン!」と一本締めで次のメニュー、練習へ向かっていた。気持ちを切り替える意味もあったのだが、このキャンプからは前述のスタイルを取り入れている。イメージとしてはアメリカンフットボールのハドルか。プレー前に円陣をつくって作戦を確認し、士気を高めるものだ。野球でいえば、2004年から夏の甲子園で2連覇を果たした駒大苫小牧の選手がやっていた“ナンバー1ポーズ”に似ている気もする。
選手のトレーニング、コンディショニングなどを担当する黒川春樹パフォーマンスディレクター兼S&Cコーディネーターによると、鈴木拓哉2軍S&Cコーチ兼ファームコンディショニングチェック担当の発案だとか。「チームビルディングですね。気持ちのスイッチを入れるということで、今までにはないやり方だと思います」と黒川さんは説明してくれた。フレーズは特に決めていなかったというが、「1、2、3、ライオンズ!とかやったらカッコいいな」(黒川さん)。今キャンプ中のかけ声になったという。
まだ実験的段階ともいえるが、キャンプが進むにつれて選手は習慣になったかのように声を出している。エースの高橋光成は「みんながギュッと集まるし、ボクは好きですけどね」と歓迎した。プロ野球では試合直前の“声出し”がよく見られるが、こういった士気の高め方があってもいい。「他のチームもマネしてやってくれたらいいですね」と黒川さん。「1、2、3、ライオンズ!」のポーズ、かけ声が5年ぶりのリーグ優勝、さらには16年ぶりの日本一奪回への合図になる。(西武担当・秋本 正己)
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