【日本ハム】崖っぷちから光る君へ 江越大賀が勝ち越し場外弾…新庄剛志監督「パワーはゴリラくらいある」

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2024.2.12(月) 07:10

 8回無死一塁、勝ち越し2ランを放ちナインから祝福される日本ハム・江越

◇練習試合 日本ハム4―2楽天(11日・名護)

 日本ハム・江越大賀外野手(30)が10日、今季初の対外試合で勝ち越し場外弾を放った。8番・右翼で先発し、3打数無安打で迎えた8回無死一塁から左翼席へ特大の“チーム1号”。今オフは米トレーニング施設「ドライブライン」の動作解析を実施。沖縄・名護キャンプ中に新庄剛志監督(52)と福留孝介氏(46)から受けた指導も融合させ、開幕1軍生き残りへアピールした。

 崖っぷちから驚異の一発で巻き返した。3打数無安打2三振で迎えた8回。江越は松井の投じた高め直球を狙った。鮮やかに放物線を描いた打球は左翼席場外へ。新庄監督も思わず目を丸くした特大2ランに「自分が一番ビックリ」と白い歯をこぼした。

 昨季は打率1割8分。特に高めへの対応に苦しんだ。11月には米トレーニング施設「ドライブライン」が東京で実施した動作解析を受講。目線に近い球に対してこれまでは「大根斬りのように」上からバットを出す意識があったが、他のコースと同じく両肩を地面と平行に回すレベルスイングが重要だと知り「発見だった」と弱点克服のヒントを得た。

 更には新庄監督、そして10日にキャンプ地を訪れた福留氏からも助言を受け「2人の指導にも共通点があったのでミックスさせた。全てが生きた」と江越。指揮官も「あした雪らしいね、沖縄」とジョークを交えつつ「結果が出ていなかった選手に結果が出るとうれしいね。パワーはゴリラぐらいある。当てなさい」と期待した。ここまで実戦5試合で9打数2安打。プロ10年目は「結果を出して1軍に残りたい」。豪快にアピール開始のゴングを鳴らした。(堀内 啓太)

 

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