【ソフトバンク】小久保裕紀監督「“野村ノート”を作ってます」先輩指揮官・野村克也氏の命日に明かす

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2024.2.11(日) 16:45

ソフトバンク・小久保裕紀監督

 ソフトバンクの前身・南海のOB、元監督で2020年に亡くなった野村克也さんの命日である11日、小久保裕紀監督が“恩師”の思い出を語った。

 プロ2、3年目。「ダイエー・小久保」が駆け出しのころ、オープン戦で当時ヤクルト監督だった野村氏にあいさつへと出向いた。1995年に刊行された「ノムダス 勝者の資格」を読了したという報告だったが、ノムさんは「サラリーマン向けに書いたんだよ」と照れ笑いを浮かべたという。

 「(著書を)20冊以上は読んでますね。考える野球のきっかけをプロ野球界に与えた人。今は当たり前ですが、当時は珍しい、数字を駆使したチーム戦略でしたから。あれだけ言葉を残せる人もなかなかいないです」

 本の虫としても知られている小久保監督。野村氏の05年の著書「野村ノート」に引っ掛けて、個人的に同名のノートまでつけていることを明かした。

 「“野村さんの野村ノート”を僕は作ってます。(読んだ本の)気づいたところ、気になったところを(書き連ねている)。もちろん同じことはできない。足元にも及ばないでしょうが、個人的にはすごい勉強させてもらいました」

 球界を代表するスラッガーとなり、現役引退後は侍ジャパンの指揮官も務めた小久保監督。時を経て、野村氏と同じホークスを率いる立場となった。知将が紡いだ言葉が血となり肉となっている。

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