【日本ハム】3年目の水野達稀が開幕1軍アピール…途中出場で二塁打&好守「今一番アピールしないと」

スポーツ報知

  • ニュース

2024.2.11(日) 08:07

7回2死、水野が中越えに二塁打を放つ(カメラ・越川 亘)

 日本ハム・水野達稀内野手(23)が10日、新庄剛志監督(52)への猛アピールに成功した。名護キャンプでの紅白戦に4回から途中出場。6回に好守、7回に中越え二塁打と存在感を発揮し「自分にとって今が一番アピールしないと」と、3年目の覚悟をにじませた。

 弾丸ライナーが中堅手の頭上を襲った。同点で迎えた7回2死。「走者もいなかったので、思い切り長打を狙おうと思った。一発で仕留める気でいきました」と相手右腕・松岡の投じた外角直球を迷いなく振り抜いた。二遊間の痛烈なゴロをアウトにした6回の守備に続く、意地のフェンス直撃二塁打。決死のアピールに「バッターは水野君。僕の中でずっとすごくいい振りしてるし、守備でもいい動きしている」と指揮官も思わずうなった。

 身長171センチながらベンチプレスのMAXは140キロ。181センチの新庄監督も「あの体で…。俺138キロだから負けたわ」と認めるパンチ力の持ち主だ。オフは同僚の万波を参考に、打撃フォームの“シンプル化”に着手。意識を長打狙いからミート重視に変えた一方、体重は5キロ増え、確実性とパワーを融合した新たなスタイルを手に入れつつある。

 昨季は出場31試合で打率1割6分1厘、0発、6打点。上川畑、奈良間、加藤豪、細川らライバルが1軍でアピールを続ける中、今キャンプは2軍からの船出となった。「国頭にいる時点で名護にいる選手より劣っている。ボスが見てくれる中でコツコツ結果を出して、最終的に開幕1軍でいられたら」と水野。ここから、し烈な二遊間争いに割って入る。(堀内 啓太)

 〇…ドラフト4位の明瀬諒介内野手(18)が、デビュー戦で初打席初安打を記録した。キャンプ2軍スタートながら「2番・DH」で紅白戦の先発に抜てき。初回無死二塁から「緊張しても何もならない。強気でいった」と根本の直球を振り抜いて遊撃内野安打をもぎ取った。高校通算49発で、稲葉2軍監督が「最初見た時からスイングも良くて誰よりも球を飛ばしていた」と期待を込めるルーキー。新庄監督も「よう打ったわ。堂々としてる」と拍手した。

 北山(今季初対外試合となる11日・楽天戦で先発予定)「紅白戦とやることは一緒。自分のスタイル、持ち球をしっかり投げることに集中したい」

関連ニュース

紅白戦で日本ハム・新庄監督がホレた高卒3年目の1軍未経験育成右腕コンビとは
【日本ハム】新庄剛志監督が21年のドラ1右腕に愛のムチ「もったいない本当」紅白戦で151キロ計測も
【日本ハム】新助っ人の196センチ右腕が実戦デビューで1回0封 最速153キロ レイエスとも対決
【日本ハム】メジャー108発男が“来日初安打” 根本悠楓から技あり右前タイムリー
【日本ハム】「谷口きゅんBALLPARK発」ハイレベルなレギュラー争いで実りある2月になることを願っています

記事提供:

スポーツ報知