【日本ハム】移籍2年目の郡司裕也がレギュラー奪取へ「もう毎日必死。必死の郡司…。必死郡司です」

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2024.2.10(土) 08:10

ファンと交流する郡司(右、カメラ・越川 亘)

 新天地での初キャンプ。第2クールを終えた日本ハム・郡司裕也捕手(26)は、“らしさ”全開で心境を口にした。「危機感とか緊張感とか、そういうのじゃない。もう毎日必死。必死の郡司…。必死郡司です」。移籍2年目、レギュラー奪取への決意をにじませた。

 初の規定打席到達を狙う今季。キャンプでは捕手登録ながら、出場機会増に向けて一塁、外野、そして三塁にも挑戦している。中日時代とは異なり、1クール目から紅白戦などの実戦が組み込まれる中で「人生初体験で難しさは当然あるけど、これだけ早めに実戦が組まれている意味を感じなきゃいけない。ここでどれだけ存在感を出せるか。首脳陣にアピールの機会を増やしてもらっている、と僕は感じている」。

 昨年6月にトレード加入し、出場55試合で得点圏打率3割5分3厘と勝負強さを発揮した。今オフは右の大砲・レイエスら、大型補強が進み「もっと目立たないと試合に出られない。つなぎの役割だけじゃなく、要所での長打だったりも必要」と鼻息は荒い。紅白戦はここまで3戦連続スタメンで2安打と着実に結果を積み上げているが「そこそこ打っても、もう意味がない。更にギアチェンジしていかないと」。対外試合が始まる3クール目からの猛アピールに燃えている。

 自身初の沖縄・名護キャンプ。休日だった5日はパワースポットとして有名な市内の「轟の滝」へ行き、英気も養った。「現状、マンチュウ(万波)しかレギュラーは決まっていないと言われている。滝パワーもしっかりもらったので、何とか食い込んでいきたい」。欠かせないピースへ。必死の男は、ここから一気にギアを上げる。(堀内 啓太)

 〇…10日の紅白戦(名護)で先発予定の根本と金村が、沖縄キャンプ休日となった9日、休みを返上して体を動かした。開幕ローテ入りを争う2人は3日の紅白戦で共に2回無失点と好投。キャッチボールと軽めのトレーニングで調整した根本は「状態はまあまあですかね。明日も頑張ります」と意気込みを口にした。

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