日本ハムのメジャー108発新助っ人が160メートル弾、バックスクリーン越え飛んだ先は…

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2024.2.7(水) 06:00

フランミル・レイエス

 日本ハムの新助っ人フランミル・レイエス外野手(28)=ロイヤルズ=が6日、バックスクリーン越えの推定160メートル弾で自慢のパワーを見せつけた。名護キャンプ第2クール初日。フリー打撃でセンター方向へはじき返した打球は、高さ約20メートルあるタピックスタジアム名護の大型スクリーンを越え、球場裏の砂浜へ着弾。波打ち際7~8メートルで回収されたが、満潮時ならほとんどスプラッシュ弾の一発で、周囲の度肝を抜いた。

 完璧にバットに乗せた打球は、風にも乗りどこまでも伸びた。大型ビジョンに映し出されたスローガン「大航海」の文字を越える砂浜弾。レイエスは「自分がどれぐらいのパワーを持っていて、どれぐらい飛ばせるかは自分では分かっている。ファンだったり、チームメートに見せるためというのもあるんですが、しっかりと飛距離を出せたのは良かった」とうなずいた。

 “大谷超え”の一発で、自身の成長を証明した。17年には日本ハム時代の大谷も、バックスクリーンを越える場外弾。しかしその後、球場改修で中堅は118メートルから122メートルに拡張され、難易度は上がっている。メジャーでの自己最長弾は18年にカブス戦で放った487フィート(約148・4メートル)。「メジャーデビューの年だったんですけど、そのときから体重も減ってコンディションも良くなって、野球もうまくなっている。神様がこういう機会をくれたのであれば、もっともっと飛ばせると思う」と笑った。

 順調に調整を進め、7日には初実戦となる紅白戦に出場予定。「すごく楽しみ。紅白戦を見ていてすごく活気にあふれていた。早く自分もそこに立てないかなとワクワクしていました」と語ったメジャー108発の大砲。次は実戦で、驚異のパワーを披露する。

(山口 泰史)

 ◆フランミル・レイエス(Franmil Reyes)1995年7月7日、ドミニカ共和国生まれ。28歳。2011年11月にパドレスとマイナー契約。18年にパドレスでメジャーデビューし、19年にパドレス、インディアンス(現ガーディアンズ)の2球団で計37発。21年にも30発を放った。メジャー通算548試合で打率2割4分9厘、108本塁打、285打点。196センチ、120キロ。右投右打。

 ◆近年のキャンプ特大弾

 ▽大谷翔平(日本ハム=17年) 右足首痛で出遅れ、初の屋外フリー打撃で名護のスコアボードを越える推定160メートル弾。

 ▽阿部慎之助(巨人=18年) 当時の野手最年長が居残り特打で、那覇の右翼後方の防球ネット最上部にぶつける推定150メートル弾。

 ▽村上宗隆(ヤクルト=23年) フリー打撃で浦添のスコアボードの上で弾み、場外へ飛び出す推定140メートル弾。

 ▽大谷翔平(エンゼルス=23年) アリゾナ州テンピでのフリー打撃で右中間後方の駐車場へ打ち込み、緑のピックアップトラックの荷台部分を直撃する推定150メートル弾。

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