佐々木朗希、初ブルペンでは自己最多タイ37球 吉井監督「反対側にいたので、ちゃんと見てなかった」全幅の信頼
スポーツ報知
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2024.2.3(土) 05:25
ロッテ・佐々木朗希投手(22)が2日、沖縄・石垣島キャンプで初ブルペン入りした。捕手の植田を座らせると、高々と左足を上げるフォームから投じられたボールは、構えたミットに吸い込まれた。途中からは捕手の背後に実際の審判がついて球審を務めたが、「コールはなしでお願いします」と要望。首脳陣が見守るピリついた緊張感の中、計37球を投じた。取材対応はなかったが「丁寧というか、感触を確かめながら投げました」と登板後にコメントを発表した。
トラックマンで数値を確認しつつ、直球23球に加え、フォーク7球、スライダー7球と変化球も交え、明らかなボールは4球に抑えた。吉井監督は「ブルペンは調整の場所。あれを見てどうだとは思わない。自分の課題、やりたいことをしてくれれば」と私見を述べ、朗希に関しては「反対側にいたので、ちゃんと見てなかったです」とサラリ。調整も任せているだけに、信頼度の高さをうかがわせた。
この日からは、佐々木が「初めて着るので、少し違った気持ちになるかな」と心待ちにしていた、今季採用のファームユニホームを全選手が着用。気分も乗ったのか、WBCに合わせて早めの調整だった昨年を除けば、ブルペン入り初日では21年に並ぶ最多の球数となった。5年目の今年はキャンプイン6日前の先月26日に、12球団大トリでの契約更改。直前でバタついたが、将来的なメジャー挑戦を視野に入れる佐々木の調整は順調だ。
指揮官によると、投手陣のブルペン頻度は隔日の予定。佐々木は中旬にライブBP(実戦形式の打撃練習)に登場予定で、月末の対外試合での実戦登板を目指す。前日には「開幕カードに投げられたらいい」と話していた佐々木。自身初めて本拠地で迎える開幕カード登板に向け、着々と準備を進める。(竹内 夏紀)
◆佐々木のキャンプ初ブルペン
▽1年目(20年2月13日) 立ち投げでプロ初ブルペン。直球のみ25球。
▽2年目(21年2月1日) 立ち投げで直球のみ37球。
▽3年目(22年2月1日) 捕手を座らせ直球のみ31球。
▽4年目(23年2月2日) WBC使用球で直球29球、スライダー11球、フォーク9球。
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