中大進学の143キロ右腕・佐々木怜希が語る兄・朗希「優しいです。一緒にパワプロをやった時…」
スポーツ報知
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2024.2.2(金) 19:36
ロッテ・佐々木朗希投手(22)の弟、大船渡の佐々木怜希投手(3年)が2日、東京・八王子市内で進学先となる東都大学野球リーグの名門・中大の練習に合流した。
身長178センチ。内野手としても非凡な才能を持つが「大学でやると決めた時は、投手しかやりたくないと思った」と投手1本で勝負する。憧れの投手には「山本由伸さん。投げたら勝てる安心感がある」と話し、兄ではない理由に「体格が違うので」と笑った。
初の東京生活。行きたい場所に「江ノ島とか」と初々しく語った。
* * *
次兄の朗希さんってどんな人? そう尋ねると、三男の怜希は言った。
「優しいです。一緒にパワプロをやった時、自分はソフトバンクとかオリックスとか、強いチームを選ぶんですよ」
4歳差のハンデを考慮して、朗希はあえて戦力が整っていないチームで対戦してくれた。
「いい勝負をするんですけど結局、僕が負ける感じです」
兄の余裕を見せつけた上で、最後は勝つ。いつもそうだから、兄ちゃんが大好きになった。
高2の秋に内野手から投手に転向すると、最後の夏に最速143キロを計測。高校時代は兄が愛用した白いショルダーバッグを譲り受けた。紺色の「佐々木朗希」の刺しゅうが誇らしかった。
入寮に持ち込んだ黒い投手用グラブは朗希がプロ入り後、使ったもの。兄の存在に「レベルが違うんで、プレッシャーはそんなに感じていません」と語った。
合格を報告すると「おめでとう」と喜んでくれた。4年間、必死に汗を流す。大きな背中に少しでも近づくために。(加藤 弘士)
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