ロッテ・佐々木朗希よローテ守り切れ!吉井監督「1年間週1回、ゲームの半分以上投げて」フル稼働指令…石垣入り

スポーツ報知

  • ニュース

2024.1.31(水) 06:25

春季キャンプが行われる石垣島に到着した佐々木朗希(カメラ・池内 雅彦)

 ロッテの吉井理人監督(58)が30日、佐々木朗希投手(22)に“先発ローテ死守指令”を出した。プロ5年目シーズンに挑む右腕に対し、指揮官は「ローテーションピッチャーは1年間、日本の場合は1週間に1回。しっかり元気な姿でマウンドに上がって、ゲームの半分以上を投げてくれたら、それで言うことはないです」と期待を込めた。

 首脳陣や朗希を含むチーム本隊は午後6時15分に新石垣空港入り。ビシッとネクタイを締めた長身192センチの右腕が姿を現すと、居合わせたファンは拍手や歓声で沸いた。昨年は3月のWBCに合わせ、例年より早めの調整を実施。侍ジャパンの一員として世界一に貢献したが、シーズンでは15登板で7勝4敗、防御率1・78をマークしつつも故障や発熱で3度離脱。自身初の規定投球回には届かなかった。まだ1年間ローテを守り通した経験はない。

 吉井監督は、佐々木については「彼も5年目で、3シーズンを投げている。どうやって開幕を迎えたらいいか、調整の仕方はわかっている。そこはしっかり任せていきたい」と調整は一任する方針だ。2月末~3月頭に対外試合での実戦登板を視野に入れ、「(ライブBPは)逆算して、今月(2月)の半ば15~20日の間ぐらいかな。(13日から移動する)糸満には始めの方は行かないかもしれないけど、相談して決めます」と構想を明かした。

 12球団大トリで契約更改をし、27日の会見では、初めて公の場でメジャー挑戦希望も明言。早ければ今オフにもメジャー挑戦の可能性がある右腕は「たくさん試合数を投げ、キャリアハイは目指さないといけない」と決意も口にしていた。指揮官は「開幕に向けて調子を上げてくれたら」と期待。夢を追いかける令和の怪物は、今季こそフル稼働する。(竹内 夏紀)

 ◆朗希の各シーズン

 ▽1年目(2020年)体づくりに専念し、1~2軍ともに登板なしも、ほぼ通年で1軍に同行して経験値を積む。

 ▽2年目(21年)5月16日の西武戦で初登板初先発し5回4失点(勝敗つかず)。同27日の阪神戦でプロ初勝利。大半は中10日以上の十分な間隔を空けた登板だった。

 ▽3年目(22年)自身初の開幕ローテーション入り。4月10日のオリックス戦では20歳5か月の史上最年少で完全試合を達成。夏場には右手中指のマメをつぶした影響もあり、約1か月ローテを外れた。

 ▽4年目(23年)左脇腹肉離れや発熱などによる3度の離脱で、15試合の登板にとどまった。

関連ニュース

【写真】似てる!佐々木朗希の弟 名門大に合格
徳光和夫さん、メジャー挑戦を要望していたとみられる佐々木朗希に見解…「世界1位の日本から世界2位の米国へ行く選手が増える」
【衝撃】6億円→3500万円…通算5億6500万円の減額は球界最大幅
【衝撃】美人妻号泣!元楽天選手「昨年自己破産」借金2000万円の地獄生活
【写真】佐々木朗希、美人アナと2ショット「素敵」と絶賛

記事提供:

スポーツ報知