“応援する側”から“応援される側”へーーロッテドラ4・早坂響「早くZOZOマリンで投げたい」

ベースボールキング

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2024.1.27(土) 10:00

ロッテドラフト4位・早坂響[撮影=岩下雄太]

 「早くZOZOマリンで投げたいなというか、戻ってきたいなと思いました」。

 最速151キロ右腕のロッテドラフト4位・早坂響(幕張総合高)は、新人合同自主トレ初日となった1月10日、改めて本拠地・ZOZOマリンスタジアムでのマウンドに立ちたいという思いが強くなった。

 早坂は地元・千葉県松戸市出身で、高校は幕張総合高、子どもの頃はZOZOマリンスタジアムで応援していたマリーンズファン。昨年12月7日に行われた新入団選手発表会では「自分は一緒に外野席で声を出していた側だったんですけど、応援される側で楽しみな気持ちがあります」と、マリーンズファンの声援を受けてマウンドに上がるのを楽しみにしている。

 高校時代も、ZOZOマリンスタジアムのマウンドに上がった。昨年7月19日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉県大会5回戦・専大松戸高戦に先発し、8回6失点で敗れた。あれから半年、1月10日の新人合同自主トレ初日にZOZOマリンで練習したことについて「懐かしいなとは思ったんですけど、ファンがいなかったり、スーツを着た大人の方がいっぱいいたので、学生の時とは違う緊張感もあったかなと思います」と、18歳らしい率直な感想だ。

 学生時代はストレート、スライダーの主体の印象だが、どういったタイプの投手なのだろうかーー。

 「仰っている通り、スライダーとストレートで組み合わせて打ち取っていったりというスタイルです」。

 「スライダー、カットボールを軸に投げていて、カーブとフォークを少し練習中、研究中というか投げられたらいいなというところです」。

 2月1日の春季キャンプに向け、ロッテ浦和球場で行われた新人合同自主トレでは、「フィジカルとか体の面に関しては、みんな体が大きかったりとか、持久力もそうなんですけど、周りの凄さを体感した。そこは置いてかれないように自分も鍛えたりとかしていかないと思います」と、体力向上を掲げ鍛えてきた。

 将来的には「ここぞというところで三振を取れたりとか、試合の中で大事なところで一番良い球を投げられるようなピッチャーになりたいと思います」と決意。“応援する側”から“応援される側”へーー。マリーンズファンからの“大コール”を受けて、1日も早くZOZOマリンスタジアム、そして一軍のマウンドに立ちたいところだ。

▼ 早坂響

背番号:59
生年月日:2005年7月26日生
守備位置:投手
身長 / 体重:176センチ / 70キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:幕張総合高-ロッテ(ドラフト4位)
目標:「1年目から一軍登板」
「1年目から一軍登板です。千葉県出身、ZOZOマリンスタジアムで夏の大会で投げさせてもらったことがあるので、いち早くその舞台に戻って千葉ロッテマリーンズの一員として頑張りたいと思いこの目標にしました」

取材・文=岩下雄太

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