【ソフトバンク】東浜巨、被打率.289から.233への取り組み「企業秘密」のヒントは宝刀シンカー復活
スポーツ報知
- ニュース
2024.1.24(水) 16:01
ソフトバンク・東浜巨投手が24日、今季のノルマとして被打率の大幅ダウンを自身に課した。タマホームスタジアム筑後で自主トレを公開。雪のためグラウンドが使えず、室内練習場で汗を流した。
今季への取り組みについて問われた右腕の回答はシンプルだった。
「一番は被打率。去年はよくヒットを打たれた。そこがおのずと失点に絡んでくるし、試合運びにも影響してくる。その数字を下げるためにどういう投球をするか考えたい」
昨季は被打率2割8分9厘と打ち込まれた。8月上旬から約1か月間、2軍で再調整するなどシーズンを通してローテを守れず、6勝7敗、防御率4・52に終わった。比較して、プロ2度目の2ケタ勝利(10勝6敗)となった22年は2割3分4厘。16勝(5敗)で最多勝に輝いた17年も2割3分3厘。「低ければ低いほどいい」と具体的な数字は挙げなかったが、この2割3分そこそこが指針になりそうだ。
被打率を5分以上下げる。容易ではない目標だ。だが「(理想の形?)持ってますよ」と明確なプランがあるようだ。「それに向けて各球種を練習しているところ。でもそれを言ってしまうと答えになっちゃうんで」。いたずらっぽく笑って企業秘密であることを念押しした。
その“各球種”の中でも勝負球を磨き直しているという。「真っすぐがいいっていう前提で話すと、一番は決め球のシンカー。あとはスライダー。その使い方を勉強しています。去年は落ち幅がちょっと悪かった」と自身が亜大OBに継承していった魔球をブラッシュアップしている。21日から3日連続でブルペン入り。捕手を座らせながら計160球を投球しており、23日には千葉県内で計測なども行ったという。この日は遠投などで調整しながら、軽く変化球も投げていた。
「しっかりローテーションの一角を勝ち取れるよう頑張っていきたい」とまずは殊勝な抱負を語った背番号16。この日、筑後に降り積もった雪が、白星増加への吉兆となるか。
関連ニュース
・【ソフトバンク】東浜巨「興奮しますよ。沖縄、雪降らないんで」渋滞なんの降雪の筑後でハイテンション
・【ソフトバンク】中村晃、4年連続GG賞の定位置こだわらない「山川君は一塁がメイン。僕は外野も一塁も」
・【ソフトバンク】小久保裕紀監督がリバン・モイネロとの会談プラン明かす 「会ってから」今季の起用法を最終決定
・【ソフトバンク】小久保裕紀監督が母校の青学大野球部OB・OG会主催の激励会に感謝 「恩返しは勝つこと」
・【ソフトバンク】王貞治球団会長が小久保裕紀監督を応援する会に出席 「支えていく準備はできている」