ロッテドラ3・木村優人「真っ直ぐとカットボールが自信のあるボール」目指すべき選手像は広島・遠藤と佐々木朗希

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2024.1.21(日) 10:00

キャッチボールするロッテ3位・木村優人[撮影=岩下雄太]

「1年目、2年目は体づくりをしっかりとして3年目には、チームの一員として、しっかり勝利をあげられるような投手になりたい」。

 ロッテのドラフト3位・木村優人(霞ヶ浦高)は、昨年12月7日に行われた新入団選手発表会でこのように目標を掲げた。

 霞ヶ浦高時代はコントロールが良く、奪三振が多かった印象。新人合同自主トレのキャッチボールを見ても、キャッチボールを一緒に行うことの多いドラフト4位・早坂響(幕張総合高)の胸付近にしっかりとコントロール良く投げ込んでいる。

 木村は「これからどんどんレベルが上がってくるので、三振はなかなか取れないなと自分の中で思っています」とし、「そういった中で、ゴロ、フライであったり打ち取れる投球をこれから心がけてやっていきたいと思います」と話す。

 高校時代の映像を見ると、縦に落ちる変化球が非常に良いと思ったが、本人に自信のある球種について訊くと、「真っ直ぐとカットボールが自信のあるボールです。それがどれだけ通用するか、投げ始めてからですけど、挑戦していきたいなと思います」と意気込んだ。

 プロで活躍するために伸ばしていきたいところについては「誰よりも諦めない心は誰よりも持っていこうと思っているので、諦めない心をこれから大事にしていこうかなと思います」と決意。

 プロで目指すべき選手像には「佐々木朗希投手なんですけど、広島東洋カープにも自分の先輩でもある遠藤さんがいるので、そういった選手に近づけるように頑張っていきたいと思います」と、今季からチームメイトとなる最速165キロ右腕佐々木朗希、そして霞ヶ浦高の先輩・遠藤淳志(広島)の2人を理想とする投手に挙げた。

 将来は同級生の早坂をはじめ、2年目の田中晴也、3年目の秋山正雲、4年目の中森俊介らとともにマリーンズの投手陣を引っ張るような存在になってほしい。そのためにも、プロで戦う体をしっかりと作っていきたい。

▼ 木村優人

背番号:53
生年月日:2005年6月1日生
守備位置:投手
身長 / 体重:185センチ / 77キロ
投 / 打:右 / 左
経歴:霞ヶ浦高-ロッテ(ドラフト3位)

取材・文=岩下雄太

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