オリックス・山下舜平大投手（２１）が２０日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開し、由伸流「弁当男子」化で最優秀防御率のタイトル獲得を誓った。「寮生なので、できる範囲で。（栄養を）バランス良く取りたいので、自分でいろいろできたら」と、食事改善でローテを守り切る決意を示した。

　ドジャースに移籍した山本はアスリート専属シェフと契約し、球場にも弁当を持参していた。山下はオフにウェートトレと１日５食の成果で５キロ増の１０５キロ。「まだまだ。何年も継続することが大事」と向上心は底知れないが、先発投手としての土台は整いつつある。

　昨季はプロ初登板で開幕投手を務めるなど、１６試合に先発し、９勝３敗、防御率１・６１で新人王に輝いた。だが、最短でも中７日の起用で、投球回は９５。８月下旬に腰を痛めてシーズンを終えた。「今年から中１０日で回ることはなくなる。中６日で準備したい。規定（投球回）は乗りたいし、防御率１点台を残している方もいるのでいきたい。４連覇の輪で最後、喜べるように」。すでに１８日からブルペン投球も開始。規格外の怪物が、さらに大きく化けそうだ。（表　洋介）

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