ソフトバンクの柳田悠岐外野手が１８日、さらに髪の毛を短くすると予告した。大分・佐伯市内で自主トレを公開。現段階で重点的に行っていることについて「まずは守れるように。それを一番に考えています」と語った。その理由を問われ「ウォーカー」と、ひと言だけ発してニヤリ。守備が得意ではない前巨人の助っ人が加入したことでＤＨの機会が減り、外野での出場が昨季の７６試合から増加することを予想しているようだ。

　そのウォーカーが自慢のドレッドヘアを丸めたことも話題になった。新戦力は年明けにインスタグラムに投稿。ギータも「あ、坊主！」ともちろん知っていた様子で「僕ももう一度カマします」と再びニヤリと笑った。自身も昨年末に自らハサミを入れてロン毛をバッサリカット。「同じ髪形？　いやいやいや、それはない」と言いながら、現在のややサイドやバックが伸びてきたツーブロックから、さらに短いヘアスタイルに挑戦することを決めたようだ。

　目標は「トリプル３」ではなく“３・３・５”だ。この日のフリー打撃では６７スイングで１５本の柵越え。ギアを入れた“打席”では「フンッ！」と声を出して１球で仕留めたように、順調な様子を見せた。そこを踏まえて今季に狙う数字を「３割、３０本」とまで言ってからタメをつくり「５盗塁」と落として報道陣を笑わせた。

　１５年に打率３割６分３厘、３４本塁打、３２盗塁で３並びを達成しているが、過去５年は盗塁数が１ケタで昨季は「１」。「ビビって走ってなかったんで、５盗塁くらいは」と三たびニヤリ。「盗塁王は無理なんで、ガチで５盗塁目指します」と言い切った。

　なお、今回の自主トレに帯同しているイヒネ・イツア内野手もドレッドヘアが自慢。イヒネは「（ルーキーイヤーの昨季）１年間切ってなかったんです。伸ばしっぱから編んでみました」とヘアバンドから垂れる髪を触りながら話した。“断髪ブーム”とは違う路線を行く後輩の姿に、柳田は「そこは個人の自由なんで」と自由を尊重している様子だった。

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