【西武】人的補償で最速160キロのソフトバンク甲斐野央を獲得 渡辺GM「現場がすごく喜んでいました」

スポーツ報知

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2024.1.12(金) 05:00

甲斐野央

 西武は11日、FA権を行使してソフトバンクに移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、甲斐野央投手(27)を獲得したと発表した。

 西武は昨年末、ソフトバンクからプロテクトした28選手から外れた選手の名簿を受け取って精査してきたがこの日、甲斐野に決定。一部報道では和田の名前が挙がっていたが、渡辺GMは「熟考しました。いろいろ選手を見ながら、球団内で話をしました」と説明した。

 救援投手の層を厚くしたい西武にとって昨季46試合に登板して3勝1敗2セーブ、8ホールドを記録した最速160キロ右腕は補強ポイントに合致していた。渡辺GMは「真っすぐとフォークで打ち取ることができるライオンズにいないタイプの魅力的な投手。現場にも話しましたけど、すごく喜んでいました」とブルペンの強化に期待をかけていた。

 甲斐野はソフトバンク球団を通して「ホークスには本当にお世話になり感謝しかありません」と古巣への思いを伝えるとともに、「僕を評価、指名してくれた西武球団にも感謝しています。チームの雰囲気が明るくファンの方も熱いイメージがありますので、ベルーナドームでプレーするのが今から楽しみです」と新天地での活躍を誓っていた。

 山川の昨季年俸は2億7000万円(推定)でチーム内でAランクになるとみられ、西武には選手による補償に加えて年俸の50%の金銭(1億3500万円)が補償される。

 ◆甲斐野 央(かいの・ひろし)1996年11月16日、兵庫・西脇市生まれ。27歳。小3から野球を始め、東洋大姫路では甲子園出場なし。東洋大から2018年ドラフト1位でソフトバンク入り。1年目から65試合に登板し、19年のプレミア12では優勝に貢献。20年に右肘手術も昨季は46試合に登板。188センチ、92キロ。右投左打。今季年俸4000万円。

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