【日本ハム】宮西尚生「最高な年にしたい。それ以外ない」史上初通算400H&3年ぶり50登板へ…自主トレ公開

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2024.1.11(木) 07:11

自主トレで徹底的に走り込む日本ハム・宮西(カメラ・堀内 啓太)

 プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「第24回ゴールデンスピリット賞」を受賞した日本ハム・宮西尚生投手(38)が10日、兵庫・芦屋市内で自主トレを公開し、NPB史上初の通算400ホールド達成、3年ぶりの50試合登板を目標に掲げた。後輩の堀、山本晃、ソフトバンクへ移籍が決まった長谷川と左腕4人で徹底的に走り込みを敢行。17年目を「最高の年」にすべく本格始動した。

 “レジェンド”たる所以(ゆえん)を示すように、宮西が走りまくった。計15本の100メートル走。最後まで後輩たちを圧倒し、1位を譲らなかった。投手の原点とも言える鍛錬に時間を費やし「最高な年にしたい。それ以外ない」とプロ17年目を力強く始動した。

 見据えるのは、残り「7」に迫る前人未到の通算400ホールド達成だ。「390くらい取ったら十分でしょ」と苦笑いしつつ「400は何とか達成したい。しないといけない。自分のためじゃない。ファン、期待してくれる人のために」。パ・リーグ最長の14年連続50登板など献身的に腕を振ってきた男は「爆発的に能力が高いわけじゃないけど、コツコツ続けることで『こういう記録を達成できる人間もいたんや』って目標になれればいい。そういう意味でも目指したい」と大記録への思いを口にした。

 3度目の左肘手術から復帰した昨季は31試合で13H、防御率2・66を記録するも、疲労などの影響で夏場以降は2軍生活が続いた。通年でのフル稼働へ、自費で300万円の電気治療器を購入。さらに今季から同治療器の知識を持つ施術師とも新たに専属契約を結ぶ予定で「常にすぐ呼べるように」と万全を期す。今年6月で39歳を迎えるが「最低でも50試合」と3年ぶりの“大台”突破にも照準を定めた。

 昨年12月から徹底的に体を追い込み、既に体の仕上がりは抜群。現役最多839登板の鉄腕は「もう一回結果を出さなあかん立場」と春季キャンプ第1クールからブルペン入りできる準備を進めている。「初め(開幕)から飛ばしてそのまま走り切る」。背番号25は、1軍のマウンドでこそ輝く。(堀内 啓太)

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