【日本ハム】山崎福也「第二の命の恩人」に誓うキャリアハイ “ハム色”に染まり母校・日大三高で始動

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2024.1.9(火) 05:00

母校・日大三高で自主トレを公開した日本ハム・山崎福也(カメラ・堀内 啓太)

 オリックスから国内FA権を行使して日本ハムに加入した山崎福也投手が8日、母校の東京・日大三高で自主トレを公開した。ヘアバンド、シューズを球団カラーの青にするなど“ハム色”に染まって登場。「ファイターズの優勝に何としても貢献するという、強い気持ちが高ぶっている。キャリアハイを目指して頑張りたい」と約1時間半、みっちり汗を流した。

 注目の移籍1年目。思いを込めて、母校での始動を選んだ。高校入学前、学校から義務づけられていた健康診断で脳腫瘍が発覚。大手術に踏み切った過去があるだけに「日大三高に入っていなかったら頭の検査もしていなかったと思う。手術して(結果が)どうなるかもわからない中で(前監督の)小倉さん、今の三木監督に『いつになってもいいから待ってるぞ』と言ってもらって…。第二の命の恩人だと思っています」。この日は恩師らへのあいさつを終えると、嚙みしめるように、キャッチボールでスピンの効いた直球、4種の変化球を丁寧に投げ込んだ。

 昨季11勝を挙げた左腕は、初の規定投球回到達をノルマに設定。長いイニング、そして一年間投げ抜くために今オフは股関節周りの使い方に重点を置いて地道な反復トレーニングを積んでいる。日々チームメートの連絡先の数も増えているといい「本当にファイターズの一員という実感も湧いてきてます」と爽やかな笑みを浮かべた。

 先発が決まっている4月2日の本拠地開幕・楽天戦へ「思いっきり楽しんで、試合に向かっていきたい」。体中で感じ、よみがえった喜び。初心を思い返すように、背番号18が原点の地からリスタートを切った。(堀内 啓太)

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