【日本ハム】上原健太 生き残るためやり通す二刀流…23年担当記者の記憶

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2023.12.31(日) 12:00

力投する先発の上原健太

 ■上原健太 凱旋登板で7回無失点 6・28西武戦(那覇)

 地元で投手としての“一本立ち”を示した。21年オフに投打二刀流を始めてから初の凱旋登板。上原は7回4安打無失点に「良い姿を見せられて良かった」。スタンドでは出身の学童野球チーム「天願フェニックス」の関係者約20人が見守った。

 例年、正月に帰郷して同チームを指導。「一生懸命、難しい専門用語だらけで熱心に教えてくれる」(関係者)のが見慣れた風景だという。そんな生真面目な男は、今季に向けた背水の覚悟を口にした。「二刀流は大変ですけど、生き残るため。クビを切られるかギリギリですが、もう一回、頑張ってみます」

 4勝、101回1/3、防御率2.75はいずれも自己最高。2年前に首脳陣の主導で始めた二刀流の継続は、本人の意思に委ねられた。「一度始めたことはやり通す。こっそり続けていこうと思います」。オリックスから加入した山崎、2年目を迎える矢沢の二刀流が注目される来季。「生き残るすべ」から脱皮した上原の二刀流にも、注目したい。(内田 拓希)

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