【オリックス】投打の新助っ人W獲得へ 今季3Aでサイクル安打のトーマス&制球力抜群の前ロッテ・カスティーヨ

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2023.12.27(水) 03:00

ロッテでのルイス・カスティーヨ

 オリックスが新外国人として、コディ・トーマス外野手(29)=アスレチックスFA=とロッテを自由契約となったルイス・カスティーヨ投手(28)の獲得に動いていることが26日、分かった。打線、先発陣の強化にふさわしい戦力として評価している。

 トーマスは左の長距離砲で、今季は3A開幕戦でサイクル安打をマーク。7月に昇格したメジャーでは19試合で1本塁打にとどまったものの、3Aでは打率3割1厘、23本塁打、109打点を記録した。全力プレーを売りにし、右翼を中心に外野を担う。

 今季、チームの外野陣で規定打席をクリアしたのは内野手登録の中川圭だけ。広島からFA移籍した西川は左翼のレギュラーと期待され、トーマスが加入すれば層は厚くなる。助っ人野手ではセデーニョの残留が決まり、ゴンザレスは残留が確実。外国人枠の争いも激しくなりそうだ。

 並行して獲得に動いているのが右腕のカスティーヨだ。今季はロッテで12試合に登板し、3勝3敗1ホールド、防御率3・12。変則的なフォームから常時150キロ超の直球を投げ込み、計49イニングでわずか3四球(2死球)と制球力も抜群だった。

 オリックス戦にも3試合登板(救援1試合)し、防御率1・72。左右の中心打者の森を6打数1安打、中川圭を7打数1安打に抑え込んだ。リリーフも可能だが、球団は先発として期待しているもよう。山本が米ドジャース、山崎福が日本ハムに移籍し、計算できる投手の補強は不可欠だった。来季の目標はリーグ4連覇と日本一奪回。パ王者は補強の手を緩めない。

 ◆コディ・トーマス(Cody Thomas)1994年10月8日、米国生まれ。29歳。2016年のドラフト13巡目でドジャース入団。22年にアスレチックスでメジャーデビュー。メジャー通算29試合で打率2割5分、1本塁打、2打点。193センチ、96キロ。右投左打。

 ◆ルイス・カスティーヨ(Luis Castillo)1995年3月10日、ドミニカ共和国生まれ。28歳。12年から21年までDバックス傘下でプレーし、22年にタイガースでメジャーデビュー。メジャー通算3試合で0勝0敗、防御率0・00。22年オフにロッテ加入。21年の東京五輪ドミニカ共和国代表として銅メダル獲得。190センチ、96キロ。右投右打。

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