今季打撃二冠の近藤健介…来季三冠王の可能性は? 解説陣が大予想!

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2023.12.22(金) 06:34

今季打点王に輝いたソフトバンク・近藤健介 (C) Kyodo News

◆「一番きついのは本塁打王」対抗には山川穂高、ウォーカー、ソトなど強打者の名前が挙がる

21日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2023 年末大反省会SP』で、ソフトバンク近藤健介の今季の活躍と来季の成績について大きな話題となった。

近藤は今季143試合全てに出場し打率.303、26本塁打、出塁率.431をマークし、ゴールデングラブ賞、ベストナイン賞、最多本塁打賞、最多打点賞、最高出塁率賞を受賞。移籍1年目で、攻守においてチームを牽引する成績を残した。

番組では、収録に参加した解説陣10名に対し「来季近藤は三冠王を獲れるか」と質問。池田親興氏、五十嵐亮太氏、坂口智隆氏の3名が「獲れる」と回答し、予想が大きく分かれる結果になった。

高木豊氏は「山川穂高は今年まともにやっていたら本塁打王だったと思う。(近藤が今季打った)26本という数字は低すぎますもんね」と昨季41本でパリーグ本塁打王となった山川と争うことになると予想。さらに「本来は2番か3番に置く選手。来季は出塁率や打率に焦点を合わせてくると思う」と分析した。

一方で五十嵐氏は「山川は今季ブランクがあるので、来季どこまでできるかが分からない。近藤はチームを引っ張る存在で来季もやってくれるはず。皆が難しいと思っている所を達成してこそ、彼の存在感がますます大きくなると思う」とチームの主力としての活躍に大きな期待を込めた。

平松政治氏が「近藤はホームランバッターではない」と近藤の打撃スタイルについて触れるとさらに議論は白熱。岩本勉氏も「あんまり三冠王の期待をかけると近藤が壊れてしまう。彼のスタイルはヒットを重なるアベレージヒッター。今年は本拠地の性質上本塁打がたくさん出たが、彼の特徴を生かすなら打率と安打数に期待をかけるべき」と近藤への思いを熱く語った。

しかし、池田親興氏は「近藤はソフトバンクに来てから本塁打を増やすと言っていた。移籍してから考えが変わったのではないか」と指摘。「(福岡PayPayドームには)ホームランテラスもあるので、今までフェンスに当たっていたものも超えるようになるというのもあって、本塁打のキャリアハイの数字を残そうとしていた。それが結果的に三冠王を狙える所まで行っているので、三冠王の可能性はなくもない」と近藤の考え方の変化が三冠王につながるのではとないかと解説した。

果たして近藤は今季以上の結果を残して三冠王の栄冠に輝くのか。それとも並み居る強打者達が待ったをかけるのか。来季の打撃タイトルにも大いに注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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