今季限りで場内アナウンス担当を引退したロッテの谷保恵美さんが２０日、最終出勤に伴い、ＺＯＺＯマリンで引退会見を行った。

　この日は午前に文化放送「くにまる食堂」にラジオ出演。球団職員として勤務した３３年間を振り返った。

球場に戻ると、球場外周を歩き、思い出に浸った谷保さん。「通った３２年間（入社１年目は経理担当）を思い出して、さみしくなりました」としみじみ。印象に残った試合は「数え切れない」と明かし、そのひとつとして最後のアナウンス担当となった１０月１６日のＣＳファーストステージ第３戦のソフトバンク戦（ＺＯＺＯマリン）での大逆転劇を上げ、「最高に幸せな試合でした。すてきなプレゼントをもらいました」と振り返った。

　今後の仕事については明かさなかったが、「一生懸命やれば道は開けると思う。ひるまずに、年を取っても頑張りたい」と意気込んだ。場内アナウンスとしては球場に通わなくなるが、「球団の方たちにも『応援に来るから会えるよ！』と明るい感じであいさつして。あとは（アナウンスしなくなって）さみしくてテレビで叫んでるんじゃないかな」と笑いをさそった。

　今後はメディア出演などもしない予定で、谷保さんの最後の美声を聞けるのは１月２日のテレビ朝日系正月特番『夢対決２０２４　とんねるずのスポーツ王は俺だ！！』での出演となる。

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