【ソフトバンク】山川穂高の囲み全文〈2〉「(妻を)裏切ることを絶対にしない」「一度は引退も考えた」

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2023.12.19(火) 15:41

入団会見でユニホームにそでを通し、帽子をかぶる山川穂高(カメラ・渡辺 了文)

 西武からFA移籍したソフトバンク・山川穂高内野手(32)が19日、ペイペイDで入団会見を行った。

 以下は山川の囲み取材の全文。

 ―小久保監督は美しい野球を理想に掲げている。山川選手が考える美意識とは。

 「美意識の捉え方、考え方は様々だと思っています。僕が考えるのは、プロとしてのあり方だと思っています。準備の部分や見えないところへのこだわりとか。常にテレビに映る。何万人の前で毎日のようにプレーする。『人に見られているところをしっかり分かっていなさいよ、考えなさいよ』という意味だと思っている。もちろん今回は当然、美意識ができていないので、これからそれを含めて高めていきたいと思っています」

 ―家族のサポート、どういった存在で支えてもらった。

 「とにかく妻が、本当にこんなことをしてしまったのに、家でとにかくいつも『頑張ってね』とか『頑張ろうね』という話をしたり、時にはふざけ合ったりもして、陰ながら本当に励ましてくれたので、裏切ることを絶対にしないように。娘もいますので、娘は家に帰ると、状況が分かっていないので、変わらず『パパ、パパ』と言って遊ぼうと言ってくれるので、家族に救われました。もちろん母親や妻の母親、親戚にいろんな心配、いろんな意見、いろんな人が関わってくれたので、その人たちに助けられましたし、これからも裏切ることをしないようにしていきたい」

 ―今後のトレーニングの予定は。

 「今は本当に考えていなかった。例年なら計画的に自主トレとか、12月の練習はこれぐらいやって、1月はこうしてというプランを立てる。これから引っ越しとかもある。だからといって、体を休めるわけにはいかないので、今は空いている時間に一人でやっている状態。引き続き一人でやるかもしれないですし、後輩が『来たい』と言えば、やるかもしれない。未定です」

 ―実戦感覚が空いていた。失わないために心がけていたこと。

 「目はすぐ慣れます。体が問題になってくる。体をしっかり動かすことができさえすれば、初戦にすぐ打てと言われれば、打てるときもあれば、打てないときもあると思うんですけど、目とか感覚は慣れるもの。精度を高めていくのが大変。慣れるのはすぐに慣れます。本塁打を打ち続ける精度になるまでは少し時間がかかったりしますけど」

 ―移籍にあたって、奥様のスタンスは。どんな報告を。

 「妻には正直に話すので、全ての話ができます。全ての話をして、『どう思う?』と聞いたら『任せる』と言っていただいたので、本当に野球人生残り僕は限られているので、一度は引退も本当に考えた。引退を考える、引退するかどうかの会議もしたので。僕の母親と妻で。『どうしようか』と。『もう少し様子を見る』というか『頑張ってみようか』と話をして、一緒に乗り越えてきてくれたので、妻は好きにしてと言ってくれた。妻の任せると言ってくれた言葉で、僕がどういう決断してもついてきてくれるんだなという判断になったので、全てを踏まえて、ホークスさんにお世話になることに決断しました」

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