楽天ドラ1・古謝樹、中学生の指導で成長 「教えることで言語化できるように」…横浜緑ボーイズで学生コーチ
スポーツ報知
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2023.12.19(火) 14:49
楽天からドラフト1位指名された最速153キロ左腕の桐蔭横浜大・古謝樹投手(22)が8日、横浜・若葉台スポーツクラブを訪れ、横浜緑ボーイズの選手たちを指導した。古謝は1年夏から同チームの大学生コーチを務めており、ドラフト指名を報告。お互いの健闘を誓った。
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「今日から全員、楽天ファンです!頑張ってください。応援します」。前主将の田中のあいさつに古謝コーチの頬が緩んだ。
古謝は中学時代は軟式野球部所属でOBではないが、桐蔭横浜大野球部員がコーチを務めてきた縁で1年夏から平日に指導してきた。「教えるのは難しかったです。普通に話しても中学生には『ハテナ』が浮かんじゃう。自分が中学生になった気分で言葉を選びました。(教えたのは)基本的なことです」
それでも選手には効果てきめん。右腕・田中はカーブを教わった。「前で放していたけれど、後ろで抜くイメージだと教わって、いいところで落ちるようになりました」。鶴岡大会の東日本選抜メンバー入りするなど躍進した。新チームの村尾は同じ左腕。「マウンドでの心の持ち方を教わりました。『これまでやってきたことを思い出して。自分なら絶対やれると信じて』と言われました」。メンタル面とともに技術面でも下半身の使い方を学んだ。
古謝もコーチングから“気づき”も得た。「今までは感覚でやっていたけれど教えることで言語化できるようになった。具体的に説明することで、自分も考えるようになって良くなった」。さらに選手の姿に影響された。「中学生は元気が有り余っていて全部が全力で…。それを見て『自分は限界をつくっているなぁ』と。初心に帰るというか、まだまだ頑張らないといけないと思いました」
共に高みを目指す。左治木主将は「古謝さんに教わったので、強い気持ちで日本一を目指します」と宣言。村尾も「全国(大会出場)はマスト。エースとしてチームを導きたい」。教え子の言葉に古謝も「開幕からローテで投げたい思いがあります」と意欲を燃やした。
【横浜緑・部員】※は主将
▽3年生 田中慶次、榎田空雅、式尾颯也、渡辺晴、丹羽晴、小野昊汰、鈴木嵐斗、柘植斗瑠、松浦湊、三浦太陽、内田陽太、村田結翔、山本昊誠、赤羽駿人、後藤悠作、鏡真翔、三森大雅、佐藤蒼空、佐藤滉大
▽2年生 ※左治木駿平、木寺蓮斗、森田悠聖、中田侑志、山本悠月、佐藤奏、高野輝、中谷隼斗、徳永遼、中野太陽、岩佐盟、村尾悠、林佑亮、佐々木陽斗、佐野和希、高瀬陽彩、青木洸翔、阿部和樹、土屋義仁、吉田優斗、川田佑太、平泉陸、井田琉心
▽1年生 久保煌翔、鈴木康治、佐々木志真、中和壮太、大澤駿也、片倉秀輔、玉利宗祐、内田颯士、西山浬、福山虎司、山本楓斗、成田蕾人、左治木遼介、上村正雄
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