オリックス・山崎颯一郎投手（２５）が１４日、日本人最速更新へ「２か年計画」を明かした。自己最速は１６０キロで、日本ハム時代の大谷やロッテ・佐々木朗が持つ記録にあと５キロ。ハワイ優勝旅行に参加せず、大阪・舞洲で自主練習中の右腕は「１６５はいけると思います」とイメージした。

　大風呂敷ではなく、段階を踏むことが条件だ。「今までは大きな歯車しか動かせていなかった」。今季５３試合と２７ホールドはチーム最多でも現状に慢心なし。「小さな歯車もしっかり回せるように。そうすれば最速も絶対に伸びる」と体の使い方を見直し、１５２・２キロ（データスタジアム社提供）だった平均球速の最大５キロアップが目標だ。

　９２キロの体重も来年２月のキャンプインまでに４キロ増やす計画。「来年はどうかなと思いますけど、近々出せれば。１６５は夢というより、出ると思って」と自身に言い聞かせた。１３日から再開しているキャッチボールにも「今が一番いい感覚です」と手応えアリ。新背番号２１の進化が楽しみだ。（長田　亨）

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