【ホノルル（米ハワイ州）１２日（日本時間１３日）＝安藤理】パ・リーグを３連覇したオリックスの優勝旅行がスタートした。初日は優勝記念パーティーが開かれ、中嶋聡監督（５４）が「３年分、楽しんでください」と、乾杯の音頭をとった。過去２年は新型コロナの影響で断念。９６年以来、２７年ぶりとなる歓喜の旅に参加者約１７０人が酔った。

　ワイキキビーチのサンセットに「気持ちいい」と浸った指揮官。選手として参加した２７年前を「覚えてるけど、言われへん。言える内容じゃない、独身やったし。突っ込んだらダメよ」と、満面の笑みで回想した。それほどハジけられる“ご褒美”の旅は野球を忘れ、思いっ切り。「そうしたい」と語りつつ、やはり野球が頭をよぎってしまうという。「それはもう、一年中。忘れたと思ったころにパッと」と苦笑い。同時に「いいシーズンだったと言いたいけど、最後の最後に（日本シリーズで）負けた。ちょっと（喜びが）半減。日本一の優勝旅行も味わいたい」と、日本一奪還への気持ちも新たにした。

　中締めは選手会長の杉本。「最近、僕がはやらせようとしている昇天ポーズで」と、お決まりの北斗の拳・ラオウになりきったが、普段とひと味違う。「ハワイバージョンで」と挙げた右手はアロハ～！　「優勝旅行に一片の…」という振りに、ナインが「悔いなし！」と応じ、喜びを分かち合った。

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