【楽天】伊藤茉央「必要とされる限り毎年、地元で野球教室やりたい」塩川中3年時に参加したイベントで笑顔

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2023.12.10(日) 09:10

楽天・伊藤茉央は野球少年たちにキャッチボールの指導をする(カメラ・長井 毅)

 プロ野球選手会が主催する「キャッチボールクラシック2023全国大会」が9日、福島・あづま球場で開催された。現役プロ野球選手として参加した喜多方市出身の楽天・伊藤茉央投手(23)は「必要とされる限り毎年、地元で野球教室をやりたい」と“伝道師”となることを約束。いわき市出身のDeNA育成・草野陽斗投手(19)と共に小・中学生約600人と交流を深めた。

 晴天の下で行われた野球教室。ボールを思い切り投げる子どもたちの姿を見て、伊藤茉の顔にも自然と笑みが浮かんだ。塩川中3年時には自身も同じイベントに参加しており「久しぶりにこの懐かしい感じを味わえました」としみじみ。サイン会や景品が当たるじゃんけん大会も行われ、「こうやって教えた子たちと一緒にプレーできたらいいですね」と未来のプロ野球選手との交流を心底楽しんだ。

 野球人口の減少が叫ばれる中で野球の“伝道師”としての役割も担う。「自分でよければ毎年地元でやりたいです。それで一人でも『野球が楽しいな』と思って競技人口が増えてくれればやっている意味もあると思うので。自分を必要としてくれるならやります」と今後もシーズン終了後には野球教室やイベントの参加を通して野球の魅力を発信していくことを誓った。

 来年5月31日に開催されるヤクルト戦は会場となったあづま球場で行われる。喜多方高出身の右腕にとって3年夏の福島大会3回戦の郡山戦で涙をのんだ場所でもある。ちびっ子たちにも「来年ここで試合があるから来てね!」と何度も呼び掛けた。

 凱旋(がいせん)登板に向けて2月の春季キャンプから開幕1軍をアピールする構えだ。50登板と勝利の方程式入りを目標に掲げるサイド右腕。子どもたちからもらったエネルギーを原動力に2年目のシーズンへと向かう。(長井 毅)

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