【楽天】田中将大、2年で6億円超え減額提示 連続2億円超減は史上初…越年で交渉長期化も

スポーツ報知

  • ニュース

2023.12.8(金) 05:00

田中将大

 楽天が田中将大投手(35)に対し、減額制限(1億円超えは40%)を超える来季年俸を提示をしたことが7日、分かった。昨季は出来高を含む9億円から球団史上最大の減額で残留。今季の推定年俸4億7500万円から、2年連続で2億円超の大幅減額になるとみられる。

 今季は7勝11敗、防御率4・91。本人も「波しかなかった」と振り返るなど、満足のいく投球ができなかった。楽天復帰後3シーズンは20勝32敗で、再起を期して10月下旬に右肘のクリーニング手術を受けた。3日に都内で開催された野球教室では「そろそろスローイング再開という段階」と術後の経過が順調であることを強調していた。

 あと3勝となった日米通算200勝がかかる来季に向けては「ふがいないシーズンが続いているので、しっかりとそこの期待に応えられるように。なかなか勝つことの難しさを感じていく中で、一つ一つですね。一つ一つ、一試合一試合、しっかりといい投球ができるように」と覚悟を口にしていた。査定担当の佐々木亮人国際部長は田中将との契約更改について「年明けになると思います」と説明。2年連続越年となる見通しを明かし、交渉が長期化する可能性を示唆した。

 ◆最近の大幅減俸 推定年俸の最大減額は杉内俊哉(巨)が16年に4億5000万円ダウンの年俸5000万円で更改した。21年8億円から、2億→1億→1億とダウンで来季4億円の菅野(巨)が、3年で4億円ダウン。18年オリックスで6億円だった金子千尋が、日本ハム移籍の19年に4億2000万円ダウン。21年に1億4500万円ダウンして、3年で5億6500万ダウン。松田(ソ)は21年年俸4億5000万円が22年に3億円ダウン、戦力外で巨人移籍し、1億3000万円ダウンで2000万円となり、2年4億3000万円ダウンした例がある。なお、2度の年俸2億円以上のダウンはない。

関連ニュース

【詳細データ】田中将大の今季年俸、通算成績
【衝撃】6億円→3500万円…通算5億6500万円の減額は球界最大幅
【楽天】2023年契約更改一覧
【写真】里田まい、肩乗せゴキゲン長女4歳誕生日「起きた瞬間ニコニコ」
【楽天】田中将大「意識が甘かったと反省」…安楽問題に初言及 浅村も「あってはならないこと」

記事提供:

スポーツ報知