【西武】炭谷銀仁朗が西武復帰会見「初心に帰って頑張ろうと思います」
スポーツ報知
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2023.12.7(木) 13:00
楽天から戦力外通告を受けて6年ぶりに西武へ復帰することになった炭谷銀仁朗捕手が7日、埼玉・所沢市の球団事務所で入団会見を行った。
この日のために新調したストライプが入った紺のスーツにブルー、紺のレジメンタルタイで決めた炭谷は「僕が在籍していた時とは違って若い選手も増えていろいろ違ってきているとは思いますが、他球団で経験してきたことをライオンズのプラスになるように精いっぱい頑張ります」と一語一語かみしめるようにあいさつした。
楽天を戦力外になると、渡辺久信GMが真っ先に連絡をくれたという。「お声をかけていただき、本当にうれしかったです。FAした時点で西武はもうないやろなと。FAってそういうものというか、今は違うかもしれませんけど、そういう雰囲気があったので(西武復帰は)正直思っていなかったですけどね。最後はライオンズのユニホームを着たい、栗山さん、中村さんと一緒にやりたいというふうには思っていました」と胸中を明かした。
会見の途中では中村、栗山からビデオメッセージが届くサプライズも。中村の「炭谷さん、戦力外おめでとうございます。そして埼玉西武ライオンズの入団おめでとうございます。また一緒に野球やりましょうね。以上」というコメントには思わず苦笑。栗山の「銀仁朗おかえり。野球選手としてね、FAして、トレードもして、古巣に帰ってくるというフルコースみたいな形でライオンズに帰ってきましたね。僕たちもね、選手みんなもすごく楽しみにしていますし、ジャイアンツとイーグルスで学んだことを僕もぜひ教えてほしいし、いろいろな選手にもまた野球教えてあげてください」とのコメントには背筋を伸ばした。
今季は楽天で65試合出場。来季は37歳でプレーすることになるが「捕手は試合に出ることが一つ。可能性が低いのは承知ですが、143試合全部に自分が出るんだという気持ちを持たないといけないと思いますし、その気持ちは僕の中で強いものがある」と言い切った。古賀、柘植ら年下の捕手と出番を争うことはもちろんだが、1541試合に出場し、巨人、楽天と他球団でもプレーした経験を伝える役目もある。「若い選手には今までやってきたものでいいなと思うものは伝え、どんどん吸収してレベルアップして強いチームにできればいいと思います」と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、まだまだ上を目指していくつもりだ。
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